こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
そろそろ蚊の季節ですね。
缶の蚊取り線香を買いました。
ご近所さんに使用の許可をとったので、夏前から使う予定です。
かわいい豚蚊取り器、買おうかなあ。
本日自己ちゅうのお話です。
集合住宅から戸建に引っ越したぶどうさんち。
入居は春前だったので、虫の心配はしていなかった。
それから時間がたち、昼間暖かくなってきたせいか、虫が目に付くようになった。
啓蟄からの虫が育ったのだろうか(笑)
若いころから集合住宅暮らしで、1階に住んだことがない。
結婚以来はじめての地面暮らし。
年寄りになったら高層階に住むよりは土に近い生活をした方がいいと聞いたことがある。
アラカンでの引っ越しとなったが、今の生活は理にかなっているのかもしれない。
以前は虫に悩まされることは少なかったが、土に近い生活になったため虫とも近い生活になった。
幸い田舎育ちなので、虫が怖いということはない。
嫌な虫はあるけれど、退治できなくもない。
猫の額ほどの庭には、入居当初外構屋さんがいくつか花を植えてくれていた。
外構費が潤沢だったわけではないので、狭い庭でさえ空いた場所があった。
そこにホームセンターで買った野菜や花の苗を植え、鉢をいくつか買い、狭い庭は一杯になった。
水やりと管理が大変になり・・・ちょっと後悔(笑)
こまったことに、その植物たちに、ある虫がやってくる。
その虫とは、蝶。
4~5月にかけて柑橘類の新芽が出るこの時期を狙い、蝶が卵を産みに来るのだ。
それだけではなく、ブロッコリーなどアブラナ科の植物にもやってくる。
卵を産むだけならいいが、孵化して芋虫となったら最後、新芽は食べつくされてしまう。
大きな木ならいいが、買ったばかりの葉っぱがない柑橘の木の新芽がやられたら木は枯れてしまう。
特にこの時期は、アゲハ蝶が毎日やってくる。
蝶は頭がよく、同じところにかためて卵を産まない。
場所を替え、一個ずつ卵を産み付けるのだ。
この卵を取らないと、大切な木が枯れてしまう。
そんなわけで、夫は帰宅すると真っ先に柑橘類の木をパトロールするのが日課になった。
これが、かなりの確率で見つかるらしい。
そもそもが蝶を寄せ付けないのがいいが、それは難しい。
蝶を〇すのは心が痛む。
芋虫の段階で見つけても、やっぱり〇すしかない。
というので、申し訳ないが卵を取り除くことにした。
心ある方の中にはその卵を孵す人もいらっしゃるが、それが正解なのか否かはわからないので、上記方法を取ることにした。
卵は取るが、それで終わりとはならない。
また翌日、違う蝶がやってくるのだから。
蝶はかんきつ類だけでなく、野菜にも付くようだ。
昔産直で買った毛虫芋虫だらけのブロッコリーに悲鳴を上げたことがある。
ついシンクの上で袋を開けてしまったものだから、排水口にまで落ち込んだ毛虫を拾い上げる羽目にあった。
しばらくブロッコリーを食べられなくなったのは言うまでもない。
農家さんにとって、蝶はどんな存在なのだろう。
今のぶどうさんちにとっては、害虫である。
けれど、蝶は益虫に分類されていると聞いたことがある。
どっちが正しいのか調べてみたら、蝶は益虫、幼虫は害虫らしい。
うん?
幼虫がいないと蝶にはならない。
でも蝶がいると、卵を産んで幼虫になる。
孵化して突然蝶にはならないし、人間の都合にあわせて幼虫がいなくなるわけではない。
蝶は自然のサイクルの一部になって、蝶の生命サイクルを全うしているだけ。
蝶によって受粉がなされるし、食害に加担もされるが、鳥たちの餌にもなってくれている。
益虫害虫という概念は、人間にとってどんな存在かという話なのだ。
ということは、人間は自己虫?
それはそうとて、卵といえど殺生はしたくないので蝶の飛来は困る。
もう来ないでくれよ~と願いをこめるが、アゲハのほかにモンシロチョウのダンスを目の端にとらえたぶどうであった。とほほ