こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

庭のビオラやパンジーが終わりを迎えてきました。

 

来年はたぶん野菜畑するから、写真を撮ることにしました。

 

花は素敵ですが、野菜ができたらうれしいです!

 

 

本日誰が管理するのかのお話です。

 

 

お稽古ごとの仲間に会うために出かけたぶどうさん。

 

しばらくお休みだったので、久しぶりにランチをすることになった。

 

待ち合わせは、駅のカジュアルレストラン。

 

駅になった理由は、ぶどうさんのため。

 

田舎では車必須なので、みなさん車をお持ちだ。

 

ぶどうさんは電車とバスを乗り継いで通っているので、駅が一番便利だろうと気を使ってくださった。

 

ありがたい。

 

電車が遅れ予定の時間が迫っていたので、慌てて駅のコンコースを抜けようとすると、ピアノが目に飛び込んできた。

 

前回お話したストリートピアノだ。

 

蓋が開きっぱなしなので、演奏していい時間なのだろう。

 

メーカーロゴを確認し、ふと鍵盤をみると白鍵がひとつ下がっていた。

 

壊れたピアノという感じのたたずまいになっていた。

 

以前見たとき、白鍵はそろっていた気がする。

 

ひと月ほどの間に何があったのだろう。

 

気にはなったが時間がないためそのまま立ち去ることにした。

 

あのピアノは不具合を修理してもらえるのだろうか。

 

後日調べてみたら、白鍵が戻らない理由がいくつかあるようだった。

 

モノが挟まったり、湿気でフェルトが膨張していたり、アクションの動きが悪かったり。

 

古いピアノだと他にも原因はあるようで、おいている場所が悪いというものもあった。

 

置いている場所が悪いとなると、どうしようもない。

 

すでにないメーカーのものだから古いのは間違いないのだが、今まで永らえてきたのだから修理して演奏できるようになるといいなあ。

 

修理するにしても、維持のための調律にしても。

 

ストリートピアノは誰が管理しているのかわからない。

 

善意で寄付されたものだとしても、ピアノは維持管理にお金がかかる。

 

お金はどこから出ているのだろう。

 

使う気持ちがないと、うかつにあげたりもらったりできないものだ。

 

昨今ピアノが売れなくなったという記事を読んだことがある。

 

子供の数は減っているとはいえ、昔ほどハードルの高い習い事ではなくなっていることを考えると、ピアノを弾く子供の数はさほど減っていないのではと思う。

 

またピアノを弾く&習う大人は増えているし、ピアノ人口は昔より増えているのでは、と思う。

 

住宅事情や電子ピアノの進化によりアコースティックピアノを選ばなくなったのだろうか。

 

またコロナ以降ピアノは毎年のように値上げされている。

 

新品アコースティックピアノはものすごく高くなった。

 

それで中古ピアノに人気が集まり、中古も高くなっていった。

 

あら、やっぱり弾く人は増えている?

 

ピアノ好きにはうれしい話だ。

 

ただ、最近調律に来ていただいたとき、調律師の高齢化のお話を聞いた。

 

おまけに調律師を志す、若い世代が少なくなってきていると。

 

今来ていただいている人はぶどうさんよりは年下で安心していたが、調律師はある年齢に達すると引退するというので、にわかに不安になった。

 

ぶどうさん、100まで生きて90台まで弾いていようと思っているのに。

 

調律師がいないとなると、どうするよ。

 

ピアノは管理を必要とする楽器だ。

 

弾きたいけれど調律がくるったまま、壊れたままなんて、駅のあのピアノのようになってしまう。

 

電子ピアノは進化して便利になっているが、アコースティックピアノとは別物だ。

 

中古でも新品でも、アコースティックピアノは大切に使い続けたいものだ。

 

遠い将来材料不足でアコースティックピアノが作れなくなったときが来るかもしれない。

 

そうなると、それを修理したり調整したりする人がいなくなるだろう。

 

そこで文化や芸術がとぎれてしまうのだろうか・・・。

 

生きている間にそんなことは起こらないだろうが、大好きなピアノが未来に続くようにと祈るぶどうだった。