こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

朝から炊飯器でふかし芋を作りました。

 

甘いものを食べすぎるので、代用に。

 

効果があるといいなあ。

 

 

本日時代遅れのお話です。

 

 

引越しの後片付け作業に追われていたぶどうさん。

 

少々手荒な片付けの発案が功を奏し、現在表面上はとりつくろわれている。

 

日常が戻ってくると、しかしなんだか手持ち無沙汰になってきた。

 

片付けを終えなければピアノは弾けない。

 

なぜなら、どっぷりはまり込んでピアノで時間を使ってしまうから。

 

新しい家は、集合住宅と違いかなり静かだ。

 

古い家が立ち並ぶ中の分譲地なので、新規の工事音は相応にするけれど基本は静かだ。

 

静かだと、なんだかさみしい気持ちになってきた。

 

作業が孤独にも思える。

 

ふと思い立ち、大きな段ボールからCDMDラジカセを取り出すことにした。

 

引越し前に捨てようとして思いとどまった、古くて音割れのするものだ。

 

残した理由は、CD再生機がなくなるためだ。

 

古いパソコンにはブルートゥースのCD読み取り機能があったが、去年買い替えたノートパソコンには付いていなかった。

 

CD自体が時代遅れなのだという。

 

このごろは買取をしてもらえないとも聞いた。

 

レコードは人気復活しているのに、レコードの不都合を解消すべく現れたCDが追いやられているとは皮肉だ。

 

そういえば、そのあとに現れたMDも、死に絶えているようだし・・・・。

 

もくもくと片付けをするには、ピアノ曲がいい。

 

段ボールにしまい込んでいたCDを取り出しルービンシュタインのショパンを再生した。

 

ずっと昔の若いころ、阪急デパートに行くたびに買ったものだ。

 

貧乏だったので一枚ずつしか買えず、おそらく全種類はそろっていない。

 

30年近く大切にしてきたものの、集合住宅ではあまり聞かなかった。

 

集合住宅だと周りに遠慮しながら再生しなければならないし、CD自体置く場所がなかったので段ボールに入れっぱなしだったのだ。

 

新しい家で再生して驚いた。

 

音が響くのだ。

 

それに大きな音を出しても怒られない(笑)ので、安心して聞いていられる。

 

音楽を聴くっていいなあと、初めて思った。

 

あまりにうれしくなったので、一等地に無理やりCD置き場を設定した。

 

クラッシック、J-PoP、環境音楽など段ボール3箱に入っていたものをすべて収納できた。

 

長年段ボール収納であったCDが、すぐに取り出せるようになった。

 

これは快挙であったが、見方を変えれば、それ以上CDを増やせないということでもある。

 

俄然CDを買う気になったのに、場所がないので買えないのはつまらない。

 

ピアノや弦楽器の曲は好きだが、交響曲があまり得意ではなかったのでほとんど持っていない。

 

これからはこういったものも聞いていきたい。

 

いらないものは捨てなければ、である。

 

今更CD。

 

配信ではなくCD。

 

いろんな点で時代遅れのぶどうさんらしい。

 

youtubeで聞く、というのもありだけど、できればいろんなピアニストの演奏ものやリサイタルで購入する楽しみがあっていい。

 

っと、その前に。

 

CDの再生機を買い替えなければ。

 

CDMDラジカセはそろそろ寿命で、たまにおかしな動作をする。

 

裏を返して確認したら、2010年製のご老体だった。

 

物も人も知らぬ間に年を重ねていくのだなあ。

 

持ち物も、暮らし方にしても。どこまでも時代遅れでなぶどうであった。