こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
あまりの寒さに暖房を付けました。
今期初。
11月からこの調子でこの冬どうなることか。
我慢してストレスをためると体に悪いので、仕方ありません。
みなさま、身体の冷えを察知してお元気におすごしください。
本日もがいてみるのお話です。
11月のピアノのレッスンから戻ったぶどうさん。
完全に打ちのめされた。
またツェルニーを落としたのだ。
ボー然。
結果丸三カ月2番を弾くことになった。
どうしても、弾けない。
「もうピアノ辞める。」
夫に言ったら、静かに聞いていた。
ピアノを弾くのが嫌になった。
やってもできないことってあるものだ。
そういいながら、復習と練習はした。
やっぱり弾けない。
メトロノームは半分のテンポでしか弾けないし、粒はそろわず両手もそろっていない。
3ヶ月!!
もう投げ出すしかない。
その教本が初めてだったらいいけれど、20年ほど前に一度やったものができないのだ。
あんなに楽しみにしていたグランドピアノは、安いものか買うのをやめるかしよう。
今のアップライトピアノでさえ贅沢だし、やめたら持て余すから。
そう思いつつ、もがいている。
ピアノの練習をしている。
あいかわらずできないまま。
1週間たっても何の進歩もみられない。
ただ、一度落ちたエネルギーから少々立ち直ってきた。
レッスンでのダメージが時間とともに薄れていくからだ。
こういうとき、忘れん坊脳ってお役立ちだ。(つまり、アホね)
忘れないことほどつらいことはない。
人間は忘れることによって生きる存在なのだろう。(え?ぶどうさんだけ?)
とりあえず、次のレッスンまでもがこう。
もがいて進退を決めよう。
夫はしばらくして、ピアノ辞めちゃうの?と聞いてきた。
好きに弾けばいいじゃんとのたまう。
つっかえてばっかりのぶどうさんのピアノでも結構好きだよと。
ピアノが弾けない人は気楽なことをいう。
でも今はその気楽さが救いだ。
何物にもなれないのだし、誰かと競うわけでもないし、がちがちに完璧に弾く必要などないのだ。
好きに弾けばいいのだから、なにを落ち込んでいるんだろう。
グランドピアノは昔からの憧れで、それを手に入れるのが人生の愉しみの一つでもあったのだから、手に入れて下手なピアノで満足すればいいのだ。
それでも。
もがいてみる。
生きている証拠(笑)
人間はおろかで、単純だ。
必要もないのに誰かとなにかと比較してダメだと思い、焦って自暴自棄になり、誤った選択をしがちだ。
もがいている時は正確な判断はできないけれど、それまで頑張ってきたことを手放すか否かのときに粘ることは、誤った判断をする前の抵抗であり、正しい選択の前のステップだ。
人間らしくもがいて、ベターな選択をし、間違ったと思えば選択し直せばいい。
他者から見たらアホみたい見えることだろう。
まあでもいいじゃない。
もがいてダメなら、手放せばいい。
そういって、あきらめ悪くしぶとくツェルニー2番を半分のテンポで練習し続けるぶどうであった。
この分じゃつぎも進みそうにないなあ。