こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

家の中が暑いので窓を開けました。

 

さわやかな風が吹き鳥の声が聞こえます。

 

いい季節です。

 

外の空気を吸い、気分よくお過ごしください。

 

 

本日ああ、失敗のお話です。

 

 

2ヶ月前の昼過ぎに一本の電話がかかってきた。

 

母がお世話になっている施設からとわかったので、すぐさま出ると。

 

身体の異変で外部病院に行ったこと、相変わらず食欲がなく体重が減ってきているという報告だった。

 

その後定期的に通院することになり、病院側からは一度来てほしいと言われた。

 

しばらく会いにいけなかったのでいい機会だが、病院は平日でかつ診察時間が早い。

 

施設の面会と違い時間がよめないので、安心確実な交通手段で行くことにした。

 

折角行くのだからと、食欲のない時にでも食べられるものをと、ゼリーを買った。

 

母は果物が好きだったので、果物味のものなら口にするかなと考えたのだ。

 

ただ、ゼリーといってもそれは海藻類で固められたもの。

 

ゼラチンで固めたものではない。

 

ゼラチンのゼリーは、市販にはあまり見かけない。

 

あるとしたら、お菓子屋さんだろうし、それだと日持ちはしないだろう。

 

施設は個室とはいえ専用の冷蔵庫があるわけではないだろうから、日持ちのしないものを差し入れて、期限までに食べてねとは言えない。

 

本人が取り出して食べられるわけではなく、職員さんの手を借りなければならないので余計な仕事を増やしてしまう。

 

以前は海藻由来のゼリーは栄養になるんだろうかと思っていた。

 

まあでも食べないよりはましだと思いなおし、差し入れることにした。

 

近くにいればスーパーで小さめのヨーグルトやゼリーをちょこちょこ持っていけるのに、と思いつつ、常温で保管できるものを買った。

 

1個が大きいので、ご飯が食べられなくなっては本末顛倒だと危惧したが、何も食べないよりいい。

 

それに果物味が楽しめればいいのかもしれない。

 

週末の買い出しのとき、試しに10個ほど買ってみた。

 

食べるようならまた送ればいいかとお店から自宅に持ち帰り、荷造りをしてふと嫌な予感がした。

 

1個あたり150gのゼリーを10個で、1.5キロ。

 

これをもって列車の乗り換えを数回するのか・・・・。

 

他にも持っていくものがあるし、荷物は何キロになるんだろう。

 

そもそも。

 

果物味を楽しむだけなら、ジュースや果物缶詰でもよかったのでは。

 

施設ではとろみをつけるのだし、そうなると食べる人にとっては果物味のトロリとした疑似ゼリーだ。

 

ジュースも缶詰も常温で保存できる。

 

ああ、失敗した。

 

今度は小パックのジュースにしよう。

 

いつものことながら、想像力のとぼしさゆえ、やってみないと買ってみないと、正解が分からなかったぶどうであった。