こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

12月1日、師走に入りました。

 

クリスマスにお正月、楽しいことがたくさんありますね。

 

身体をいたわって元気に過ごし、楽しい時のためにばっちり準備しておきましょう。 

 

 

本日食わず嫌いも。のおはなしです。

 

 

食べ物の好き嫌いはないぶどうさん。

 

全くないわけではないが、普通の食事に出るものは何でも食べられる。

 

おばあちゃんっぽい言い方だけど。

 

子供の頃からではなく、大人になってから好き嫌いがなくなった。

 

どうやったかというと、二つある。

 

一つが、一人暮らしで自炊をするようになったから。

 

もう一つが、おいしいものを食べたから。

 

なあんだ、と思われただろう。

 

特に2番目のは何じゃ?と呆れられたかもしれない。

 

しかし、ここが肝!なのだ。

 

初めて食べるもの、もしくは食べられるようになりたいものに、ぜひとも試していただきたいことだ。

 

最初においしいものを食べると、その食べ物のおいしさを理解できる。

 

食べられるようになりたいものであれば、おいしいものを食べたら考えが変わるのだ。

 

ぶどうさんの場合、ケチャップだった。

 

ケチャップが嫌いだったのだ。

 

トマトは好き。トマトジュースも好き。トマトソースもまあまあ食べられる。

 

でもケチャップはダメ。

 

それが、ある団体のおいしいと噂のケチャップを頂いて試してから食べられるようになった。

 

今ではケチャップは市販のものでも大丈夫だ。

 

食べ物の好き嫌いはこれでいい。

 

ところが、ピアノの曲に関してもそうだったとは、目からうろこで合った。

 

実はぶどうさん、バッハの平均律のプレリュードが異様に嫌いだ。

 

何をやっているのか全然理解できない。

 

フーガの方は、結構面白く練習に励めるのに、プレリュードに関しては苦行以外の何物でもない。

 

プレリュードがいつまでもできなくて、4ヶ月同じ曲を弾き続けることになってしまった。

 

ああ・・・・。

 

やっと今月から新しい曲(1巻11番)に入ることになったのだが。

 

今度も、全然わからない。

 

わからないのは、内容もなのだが、曲の良さが全然わからないのだ。

 

仕方がないので、youtubeで探し出し聞いてみるも、その魅力がわからない。

 

途方に暮れたところで、ふと、色んな人の同じ曲を聴き比べてみようと思い立った。

 

すると。全然違う。

 

面白くなって次々に再生し、やっとこれは、というものに出会った。

 

バッハ演奏の巨匠の面々は確かに素晴らしかったが、一番しっくりしたのがバレンボイム氏の2003年演奏のものであった。

 

なんだかふんわりしている。

 

ピアノの音も心地よい。

 

そして、11番はいい曲だと思えるようになった。

 

ピアノの演奏者やピアノの音で、こんなに印象が変わるのだなあ。

 

目からうろこである。

 

今後は、ある意味ずるだけど、課題が出たらその曲の良さを知るため演奏を探し出すことから始めようと思った。

 

まねはできないので、多分ずるじゃない(笑)

 

それにしても。

 

バレンボイム氏ってどんな方だろう。

 

そう思って調べたら、ずいぶん複雑な背景を持った方だと知った。

 

氏自身もだが、面白いことにピアノもユニークらしい。

 

ベルギーのマーネ社で、平行弦のピアノを特注で作り上げたのだとか。

 

2017年以降の録音は、マーネ社のものでなされているという。

 

ぶどうさんが見つけた録音は2003年のものなので、残念ながらマーネ社のものではないだろう。

 

とすれば。あのふんわりした音のピアノは、普通のピアノだったのだろうか。

 

素晴らしいピアノの演奏をされる方なのだなあと今更知った(恥)

 

気の進まなかった、訳の分からないプレリュードが、ちょっと楽しみになってきた。

 

11番のフーガも、実はなんじゃろ?と思ったが、楽しく弾けそうな気がする。

 

食べ物にしろ何にしろ。

 

食わず嫌いを矯正するほどのことかというと、そのままでもいいのかもしれないが。

 

おいしいもの、美しいもの、素晴らしいと感じるものを知れば、進んで取り入れたくなるんじゃなかろうか。

 

停滞しっぱなしの、理解できなかったものにすすんでチャレンジする機会をありがとう!

 

次のレッスンまでには・・・せめて両手で弾けるようになっていけそうだ。

 

これからはピアノでも食わず嫌い戦法で行こう!と決めたぶどうであった。