こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
台風が去りました。
雨風の影響はもう少し続きそうです。
引き続き慎重になさって安全にお過ごしください。
本日鐘いろいろのお話です。
秋のピアノの発表会の練習をしているぶどうさん。
暗譜はとっくに諦めたが、それならへっぽこでは終われない。
最後の最後まで仕上げをしようと決めている。
もうすぐ弾きあい会があるので、自分の今の演奏を確認するためYoutubeで弾く曲を探した。
チェックするのは、テンポ、印象、間合い。
久しぶりに聞く、他人様の演奏。
ぶどうさんは、最初はYoutubeなどで聞くけれど、譜読みからはほぼ聞かないようにしている。
ちゃんと楽譜を見ずに弾いてしまうからだ。
聞いてみて、人によってはずいぶんテンポが遅いことと、かなり演奏の雰囲気が違うなあと思った。
とくにテンポが気になったので、メトロノームで確認してみた。
すると。
ぶどうさんが弾いているよりずっと速かった・・・・・!!!
どうやらテンポアップのために焦りながら弾いていたせいで心理的に早く感じていただけで、実は全然遅かった。
感覚って恐ろしい。
また、みなさん流れるような弾き方でいらっしゃる。
どっちかというと、どんちゃんにぎやかに弾いてしまっていたから、なんだか拍子抜けしてしまった。
曲のイメージが全然違っていたのだろうかと意気消沈した。
今から訂正は、結構難しいかも。
発表会の曲の、シューマンの歌の終わりは、曲の途中で鐘のような音が鳴る。
スコーンと晴れ渡った青空に、大きな鐘がカーンとなるような、そんな感じだ。
西洋の人にとっての鐘って、そんな感じかなーと想像していたのだが。
たまたま同じ日に、Youtubeでリストのラカンパネッラの解説をした番組をみて、おや?と思った。
見た番組は、オペラ歌手の車田和寿さんの音楽に寄せてというものだ。
面白いのでたまに拝見している。
そこでは、ラ・カンパネッラの、カンパネッラとは、イタリア語で小さな鐘と説明されていた。
後で調べたら、大きな鐘はカンパーナ、手で振る鐘(鈴?)はカンパネッロらしい。
あら?あららら??
大きな鐘が教会の鐘として、小さな鐘ってなんだろう。
いやいや大きな教会と、小さな教会の鐘の違いなのだろうか。
それとも小さな鐘は、例えば学校とか役場?とかで鳴らすちりんちりんする鐘?
なんにせよ、リストの、パガニーニの、鐘ってのは、思っていたものとは違うらしい。
昔みたテレビの映像で、ラカンパネラの曲を流す背景で教会が映っていた。
石畳の、少し影を持った通りに教会の鐘が鳴り響く・・・
そんなイメージを植え付けられていた。
間違いだったのね?
それとも、町の小さな教会の鐘だから正解だったのか。
誰か教えて。
とはいえ、ぶどうさんの、カンパネラの認識は正された。
ラ・カンパネラは、小さな鐘なんだあ・・・・。
弾く前に知っておいてよかったよ。
弾けるのはまだまだ数十年先になるだろうけど。
そうすると、シューマンの歌の終わりの鐘は、どっちなのだろう。
小さな町の教会の鐘だろうか、それとも大きな町の大きな教会の鐘?
シューマン好みはどっちかな。
精神が病んで狂気じみていると言われるシューマン。
一方で陽気で朗らかな人でもあったのかなあと思うと、にぎやかな街の鐘で、後者かも。
発表会では、カンパーナをカーンとならせるといいなあ。
そもそも曲の中に鐘があるとは一言も書いていないのに、勝手に鐘の音と決めつけているぶどうであった。