こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
蝉の声がうるさいです。
夏ですねえ。
今いる季節を感じて、毎日を大切に過ごしましょう。
本日手ぬぐいのお話です。
古臭くて一時期見なくなったが、ここ十数年人気が続いている手ぬぐい。
昭和世代では、手ぬぐいよりは日本タオルと言っていた人が多かったのでは。
現代では「手ぬぐい=デザイン性がありかわいい布」であるが、昭和の日本タオルはそんな感じはなかった。
日本タオルの多くは店名入りの商店のお中元お歳暮的なものであったり、イベントなどで配られる布であり、もらった側でもどちらかというと実用品だった。
しかしだんだん今で言うタオルに店名の入ったものが配られるようになり、日本タオルをもらうことはなくなった。
ぶどうさん世代であれば、卒業時に学校の名前が入ったものをもらったのでは。
今はそんな事さえしていないかもしれない。
校名入りのものは記念にはなるかもしれないが、公で使うには個人情報駄々洩れすぎで、使い道が全くない。
捨てるに捨てられず、使うに使えないどうしようもないものが、ぶどうさんちのタンスにひっそりとどまっている。
いつか捨てないと。死ぬまで持っているほどのものではない。
話は逸れたが、今は日本タオルはほぼ死語になり、全国統一で手ぬぐいになった。
昔からそういわれてたんだから、当たり前になったということか。
今どきの手ぬぐいはデザイン性が高く、そのまま飾れさえする。
かさ張らずすぐ乾き、いろんな用途に使えるからと幅広い世代で使われているようだ。
例外漏れずぶどうさんちも、手ぬぐいにはお世話になっている。
ただし、安物の。
手ぬぐいは1枚1000円程するものから安いものは100円まで、価格帯が広い。
お高いものは使い捨てするにはもったいないので、持ってはいるけどいつも100均のものを使っている。
ぶどうさんちでは手ぬぐいを年中使っていて、ボロになったら取り換えるようにしている。
だいたい毎年夏が手ぬぐいコーナー充実の期間だ。
冬に欲しくなってお店にいったらほぼ置いていなかったので、夏を逃さないようにしている。
手ぬぐいの用途は、枕カバーのカバーだ。
枕用の枕カバーの上に使っている。
薄いので毎日取り換えて洗えるので便利だ。
枕カバーそのものを毎日洗うのは大変なので、とても助かっている。
毎日洗うのでくたばりは早く、くたばってきたころお風呂用に格下げする。
くたばっているので柔らかくなり、洗った髪を覆ったり体を拭いたりしている。
それさえダメになったらきれいに洗って、靴磨き用や鍋の油や汚れを取るように細かく切って使い捨て布にして終わり。
かなりエコである。
ぶどうさん流のサイクルのある手ぬぐいだが、今使っているお風呂用の手ぬぐいが早くもダウンしてきた。
枕カバーは1ヶ月ほど前に変えたばかり。
交換するにはちょっと早い。
もったいないのもあるが、まだくたばっていないので柔らかくない。
お高い手ぬぐいは、100均のと違い布の感じが初めから柔らかく体に使ってもいいのだろうけど。
100均のはダメだ。
お風呂で使うと、意外にすぐダメになるからお高いのはもったいないし。
何度も洗ったり絞ったりするせいだろうか。
それなら普通のタオルを買ったほうが経済的でさえある。
買い置きの晒を切ってもいいが、無地だと味気ない。
どうするかなあと、穴の開いた手ぬぐいを眺めていた時閃いた。
そういえば、浴衣の残り布があった。
実家をたたむときに、母の古いタンスで見つけた浴衣の残り生地だ。
ぶどうさんの子供の頃の浴衣とともにでてきた。
あまりにきれいに残っていたので、懐かしさが手伝ってつい持ってきてしまっていた。
あれ、使う?
残りだったので反物としてではなく布として出てきた、浴衣の残り生地。
もともとが反物なので端は処理されており、適当な長さに切れば手ぬぐいの出来上がり。
古い布だからちょっとくたばっていて、使い勝手は悪くなさそうである。
そういえば昔の赤ちゃんのおむつは、古い浴衣だと聞いたことがある。
赤ちゃんに使えるなら、誰にでも使えるということ。
無地の晒とは違い華やかな模様の、でもちょっとノスタルジックな浴衣のリサイクル手ぬぐい。
なかなかいいアイデアである。
この夏のお風呂手ぬぐいは、これで行こう。
それにしても反物の発想は画期的だ。
なんと便利な布を発明したんだろう。
いにしえの日本人の知恵に感謝するぶどうであった。