こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
今日は金曜日ですね。
一週間お疲れさまでした。
雨の週末のところが多いかもしれません。
少しのんびりしてみませんか。
本日簡単だといいな、のお話です。
やっと今週最後の用事を終え、どっかりとパソコンの前に座り込んだぶどうさん。
忙しい一週間だった。
あまり用事を詰め込むもんじゃないなとネットニュースを見ていたら。
ちょっと気になるタイトルを見つけてしまった。
岐阜新聞の記事で、岐阜市が認知症の方の行方不明者を早期発見するためにGPS購入費を助成するというものだ。
なるほど、とてもいいなあと思う。
家に帰ることができない人をいち早く見つけ、家族のもとに返すことができるからだ。
何らかの理由で家に帰れず、行方不明になる人は結構な数に上るらしい。
その人の意思によるものであればどうにもならないが、認知症であれば帰りたくとも帰れない状況であり、本人も家族も大変な思いをしていることだろう。
その一助になれば、ということか。
ぶどうさんの周りでも数回、行方不明の家族を探していますというアナウンスを聞いたことがある。
田舎なせいか、スピーカーでお知らせしていた。(これがまた、聞きづらい)
大抵が夕方遅くにそのお知らせを聞くのだが、見つかりますようにと祈ることしかできない。
記事のGPSのように、みつかる何らかの手段があれば、ご本人やご家族にとって少しは安心材料となるかもしれない。
実はぶどうさんの母も、行方不明になったことがあるらしい。(一度だけではない)
そのことは、だいぶ経ってから父から聞いた。
当時両親はともに80後半で、二人暮らしであった。
家の前にある畑に行くと言った母がどこにもいないことに気が付いた父は、敷地内を探すもいないため、警察に連絡した。
すぐさま警察に連絡した理由は、父では到底探しきれないと判断したからだ。
母はアルツハイマー型認知症だったが体は丈夫で歩くのにも問題がない。
一方父は足が悪かったのと呼吸器系の病気で長く歩くことができなかった。
運よく母は見つかったが、家からとんでもなく離れた山の中の車道で見つかったらしい。
その件があり、警察からGPSつきの商品やサービスだったかを教えてもらったらしい。
それはありがたいことだが、問題はお金ではなかった。
まず父がどうやってそれを使っていいかわからなかったことと、母が常にそれを携帯していられるはずがなかったことだった。
老々介護のハードルと、認知症の人の行動の難しさであろうか。
そもそもそんなことがあったということ自体、子供たちには知らされなかった。
あとで知ってびっくり仰天、な話である。
ただ、そのまま放置はできないのでどうしようかと検討を始めたところ、母は運よく施設に入ることができ、行方不明の危機から解放された。
本当に母は運がいい。
行方不明で事故にも遭わずかつ見つけてもらえて、いいタイミングで施設に入ることができて。
でも、いま自宅で認知症の家族がいる方や、何度も行方不明になって不安な経験をされている方はたくさんいらっしゃることだろう。
岐阜市の具体的な助成のようなものが各地であるといいなと思う。
できれば、老々介護のお宅でも使いやすく、わかりやすい、簡単なものだともっといいかもしれない。
老いは誰しも平等にやってくる。
みんながいい人生であったと思える社会にするためには、みんなで知恵を出しあうことが不可欠だ。
情けは人の為ならず、みんな老いるのだから、みんなで考えていこう!
小さな知恵も他人と合わされば大きな智慧になる。
行方不明の人を出さないための工夫と、それへの協力。
難しいもの、高価なもの、面倒なものではなく、簡単でだれにでもできる方法だといいな、と思うぶどうであった。