こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

寒波の影響が各地ででているようです。

 

安全のため無理せず、余裕をもって行動してください。

 

こういうときはケガや病気に気を付けて、ゆったり過ごしましょう。

 

お元気にお過ごしください。

 

本日フードドライブとお勤め品のおはなしです。

 

 

スーパーのレジを抜け、袋詰めを終えて出口に向かうぶどうさん。

 

その途中にいつからか目にするようになった、折り畳みコンテナがある。

 

コンテナの貼り紙には

 

「フードドライブにご協力ください」

 

の文字が。

 

お店をあげて、家庭で不要になった食品の回収をしているらしい。

 

食品なら何でもいいわけではないらしく、生鮮品以外の、未開封で、賞味期限が迫っていないもの、という決まりがあるようだ。

 

取り組みとして素敵だな、とは思ったが。

 

しばらくして、自分の家にはそういったものが存在しないことに気が付いた。

 

二人家族なので、生鮮品だから急いで食べなきゃ!なものはある。

 

これはダメらしい。

 

未開封で、賞味期限が残ったものを大量に持っていることは、まずない。

 

贈答は最小限だし、物をくれる人はあまりいないから。

 

それが心地いい。

 

うちに入ってくるものは、選んで買ったものがほとんどだ。

 

買ったものの、それを忘れていて賞味期限ぎりぎりか、過ぎたものはある。

 

それは、自分ちで責任もって食べるか最悪処分するしかない。

 

だから、どうもうちには協力できそうなものがない。

 

不要な食品があること自体、ある意味不思議だ。

 

相互の贈答が多いとか、親兄弟知り合いからの頂き物が多いのだろうか。

 

懸賞で当てすぎた!なんてものは稀すぎだろう。

 

いや、懸賞だったらほしいものに応募するだろうし、それはないかな。

 

とにかく、世の中には不要な食品を抱えている人がいて、フードドライブに参加してくれているらしい。

 

いろんな形で循環し、たべものを無駄にしないのはいいことだと思う。

 

このフードドライブが周知されるようになったのはいつ頃だろうか。

 

今はこの活動を知っている人がほとんどだろう。

 

ぶどうさんは、生協や社協のチラシでこの活動を知った。

 

どこででもやっていた感じではなかったが、近くのスーパーの店頭でこの活動があることを知ったとき夫に話した。

 

すると。

 

スーパーには見切り品が沢山あるのに、募っているの?

 

と不思議そうな顔をしてびっくりした。

 

確かに、スーパーには見切り品がある。

 

その考えには気が付かなかった。

 

でも、見切り品だってスーパーの売り上げ、利益であり、慈善活動とは関係がない。

 

慈善活動の窓口ではあるけれど、身銭を切って見切り品を提供するいわれはないのである。

 

値下げしても売れなかった見切り品は廃棄にお金がかかるだろうし、その辺の判断はどうしているのか興味深いが。

 

なんにせよ、人によってはそういう見方もあるんだなあと面白かった。

 

そのころお店の見切り品やもったいないコーナー(いわゆるお勤め品)は、ボチボチ売れてはいるようだったがそんなにはけている感じもなかった。

 

ところが昨年夏か秋から、微妙な変化が起きてきた。

 

食品類の値上げがとどまらないせいか、お勤め品コーナーの山ができるようになったのである。

 

そしてその山は、動いていた。

 

とくにパンコーナーのお勤め品が多くなり、そしてそのコーナーから買っていく人が増えた気がするのである。

 

また、別に作ってあるコーナーも以前より品物の動きが早くなっているようだった。

 

え?なぜ知っているって?

 

実は、たまに必要なものや面白いものがあるので、ぶどうさんものぞくようになったのである。

 

気をつけないといけないのは、そこにあるものは、「何らかの理由で売れなかったもの」で、賞味期限が迫っている。

 

安いからと、必要ないものを買うと損をする。

 

だから、すぐに使う、食べるもののみしか買ってはいけない。

 

話を戻そう。

 

どうやら最近は、お勤め品コーナーを利用する人が増えているようだ。

 

確実に使う、すぐに食べるものだったら、それで十分だと思う。

 

廃棄処分は減るし、お店は少しは利益を得られるのだからいいことだと思う。

 

これもまた循環だろうか。

 

フードドライブとお勤め品。

 

なんだかベクトルが真逆に思えるのに、物の循環の面は同じとは。

 

社会的支援が必要になった人への貢献と、物価上昇で家計を引き締める必要が出てきた人の防衛策。

 

同じお店の中で、色んな思いと境遇の人がお買い物する、不思議。

 

こんなところで社会の姿が垣間見えた気がしたぶどうであった。