こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
各地で旧成人式がおこなわれましたね。
今年度二十歳になられたみなさま、おめでとうございます。
素晴らしい人生となりますように。
本日必要性のお話です。
終の棲家をさがしてるぶどうさんち。
死ぬまで自宅で自力で暮らせる家をというコンセプトで土地と、そこに建てる家を考えている。
現在夫婦ともに50代半ば過ぎ。
中古住宅のリフォームも考えたが、80代半ばの30年後に
「あのときやっぱり新築にすればよかった」
となりそうなので、今は新築しか考えていない。
土地がみつかる前には、どこに建築をお願いするか決めておかねばならない。
そうでないと、着工が遅れるし、ドタバタしてしまって理想の家は建たなくなるだろうから。
理想の家なんて、ずいぶんすごいものを建てるのかしら?と思われることだろう。
期待を裏切って申し訳ないけれど、考えているはごく普通の小さな家。
年中まあまあ快適に過ごせ、そして静かであればいい。
簡単だけど、絶対条件だ。
冬寒い家、夏暑い家だけは絶対に嫌だ。
昔の断熱材が入っていない古い家なんて、最悪だ。
最近の家は断熱性能とやらが数値で表せるらしい。
工法や断熱材の種類や量で断熱性能がかわってくるとか。
ハウスメーカーによってそれらは異なる。
考えようによっては、工法や断熱材の面からハウスメーカーを選択すればいいともいえる。
それはいいいとして。
今悩んでいるのが、「全館空調にするか」ということだ。
年齢によらず家全体が暖かいのは体にやさしいし、健康長生きに貢献するのはわかる。
すごくよさそうだけど、全館空調にすると、必要じゃない部分まで温めるというデメリットがある。
エネルギーの無駄だ。
けれど言いたいのはそこじゃない。
部屋ごとの温度差は小さいに越したことはないけど、家の中に少々寒いというか涼しい部分があってもいいのではないかと思うのだ。
例えば、食品を置いているところは涼しいほうがいいい。
普段使わないものを置いている部分も、温める必要はない。
物によっては年中温度一定のほうが状態がいいものもある。
台所も、足元が暖かければいいだけで、作りかけの料理を置くのは気になるからそこまで温める必要はないような?
一方、風呂や脱衣所トイレ、寝室などは快適温度帯のほうがいい。
でも寝室って寝るときに暖かければいいだけだし、ねえ?
と考えると、全館空調の必要性って、どこまでなのだろうと考えこんでしまった。
日本の寒い地域だと全館空調は意味のあることかもしれないが、温暖な地域では局所空調(って言葉はないと思う)でもわりかし行けるんではないかと思う。
どちらかというと、間取りを工夫したうえで空調をゾーン分けして考えるほうがエネルギー効率がいいのでは?と思うのだ。
エネルギー効率だけを考えて健康を損なうような家では本末顛倒だが、深夜に玄関や台所、風呂を温める必要はないし、他方トイレや洗面所と寝室をつなぐ部分などは暖かいほうがいいい。
現在の日本の法律では、24時間換気システムを入れなければならない。
そのために空気の出入りが必ず行われ、熱交換する換気システムを採用しない限りは熱は家から漏れ出ていく。
そのとき、熱の通り道は温められるし、一方換気口からは冷たい空気が入り込む。
夏は逆。
と考えれば、強制的に自然に熱の通り道ができゾーニングされることになる。
だから、しっかり間取りを考えれば、温暖な地域では全館空調ほどはいらないのでは?
と、素人ながら考えてしまう。
エアコンが数カ所必要だけれども。
家を建てる前しか全館空調システムは導入できない。
だから慎重に考えないといけないし、白紙状態の今なら悩み放題だ。
家自体の断熱性能をあげることだけでは解決できないから、全館空調に行きついているのだろう、現代の戸建て住宅。
家を建てようとすると、専門知識が必要になってくるのだなあと痛感した。
人生で必要なのものごとは、数々あれど。
不動産と建築の知識って、家を持とうとするどんな人にも大切なものだと思う。
そういったことも知らずに、50過ぎまでのほほんと生きてしまったなあと、反省しきりのぶどうであった。