こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
昨夜の月食はご覧になりましたか。
今朝は赤い月から一転まばゆい光の月が出ていました。
月は不思議ですね。
良いお天気です。気持ちよくお過ごしくださいませ。
本日なにがいいのか、のお話です。
50半ばからピアノを再々開したぶどうさん。
いくつになってもスタートを切れることはいいことだ。
この頃はピアノを演奏することがボケ防止になるとかで、注目されている。
ぶどうさんの目的はボケ防止ではないけれど、おまけとしてついてきたら嬉しい。
なにしろ母親が認知症で、半分ボケる可能性が眠っているのだから。
ま、顔と性格が父親に似ているし大丈夫でしょってことにしている。
ぶどうさんがピアノを始めたのは、小学生の頃だ。
ピアノを始めた理由がなんだったのか、全然記憶にない。
そもそもピアノを習いたいわけではなく、バレエを習いたかった。
その当時バレエを習うことは憧れの的であったから。
テレビの影響である。
しかし、田舎のせいか、お月謝のせいか。
大人の事情とやらで、あっさり却下された。
幼稚園の頃ヤマハの音楽教室に通っていたし、バレエの代わりにピアノだったのだろう。
だからと言って、すぐにピアノを習えたわけではない。
借家住まいではピアノどころか机を置く場所さえなかったので、音楽教室の時はオルガンを借りていた。
小学2年生頃だったか、家を建てたのでその時にピアノを買ってもらった。
親が勝手に選んで買ったので、選択権はなし。
田舎あるある一択で、ヤマハ音楽教室がらみのピアノは、一番小さなアップライトピアノだった。
しばらくはヤマハでレッスンを受けたが、先生がおやめになると言うのでそれから個人のピアノの先生を探したと思う。
こう書くと、すごく恵まれた子供だと思う。
うん、確かに。
あの頃の自分を叱ってやりたい。
小学生からやったのに、ほとんど練習をせず、うまくもならず高校生になってすぐピアノはやめた。
やめた理由は、時間がない・・というより、お金がもったいないと思ったから。
実際、先生のところで練習するなんて感じだったし小学生が弾くレベルの曲を高校生になってまで弾いている自分にげんなりしていたから。
先生は厳しい方ではなかったので、なんとか受け入れてはもらっていた。
ただ、何一つすっ飛ばすことなく順番通り、おまけに暗譜ができていないと上がりにならなかった。
友人によれば、その教材まともに弾いてないよ?というくらい、順番厳守。
練習しないから暗譜なんてできる訳がない。
どんどん後れを取っていった原因はそれである。
中学生になったときから、ピアノを弾けるということは口外しなくなった。
ごく親しい一部の人しか知らないこと。
たぶん、劣等感が半端なかったんだろう。
ちゃんと練習すればよかったのにね。
こうも練習しなかった理由はピアノが好きではなかったから、ではない。
ピアノを弾く時間が制限されていたからだ。
近所迷惑の騒音をださないというのもあるが、ピアノが常に弾ける場所に置かれているわけではなかったからである。
ピアノは、なぜか上の兄弟の部屋に置かれていたのである。
ちなみにぶどうさんの部屋はなかった。
女の子は勉強部屋なんていらないと思っていたらしい。
最初から計画されておらず、家を出るまで自分の部屋を持ったことがなかった。
そのくせピアノのための場所は下地補強して計画されており、そのため決して移動することができなかった。
両親は習い事はさせるけど、女の子なら勉強のできない子でも全然かまわなかったのであろう。
それなのに今思えば、なんでいつも触れる場所に置かなかったのだろう。
ちゃんとしたアコースティックピアノがあるのに弾ける場所に無いってどういうことよ?
ここまで書いた理由は、愚痴を言いたいからではない。
ピアノに関する話やブログを検索すると、よく目にする言葉がある。
習う側は
ピアノを習いたいけど、ピアノがなくてもいいい?
予算が厳しく電子ピアノしか買えない。
場所的にアップライトを置けない。
教える側は
ピアノを持ってないのに習いに来るし、なかなか買わない。
いつまでも電子ピアノで困る。
練習してこない。
どっちにも言い分があって、事情もあるだろう。
でも、なんども挫折したからこそぶどうさんは思うのだ。
子供が(大人でも)ピアノを弾きたいなら、ピアノを弾けるように環境を整えよう!
ピアノの準備だけでなく、いつでも弾ける場所にピアノがあるというのが一番大事だ。
ピアノの準備なんて、意外に簡単だ。
ピアノ無は論外なので、レンタルでもいいからピアノを用意しよう。
電子ピアノを買うなら、場所が許せば中古のピアノを検討に入れようよ。
騒音が気になるなら消音機取り付けの選択もある。
電子ピアノしか置けないなら、そしてそこまで極めないならそれでいいじゃん。たまによそで練習しようよと。
子供にピアノを弾きたい気持ちがあって、親の、家庭の事情でピアノをあきらめるならもったいない。
折角用意したら、いつでも練習できる環境と、モチベーション維持のための周りのサポートがあると完璧だ。
ピアノに限らず、人生を豊かにするものをみんながもつことで、もっと豊かな社会になるはず。
50半ばでよろよろとへたくそなピアノを弾くぶどうさん。
自分で楽しめれば、それでよし。
回り道はしたけれど、自分なりの豊かさと実りをピアノでも手に入れようと思うぶどうであった。