こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

梅雨明け宣言後、スッキリとした晴れの日が少ないですね。

 

蒸し暑い毎日が続いています。

 

体調管理を十分なさってくださいね。

 

素敵な週末をお過ごし下さい。

 

 

本日、二転三転、なお話です。

 

 

昨年から終の棲家探しをしているぶどうさんち。

 

現在夫婦二人とも50台半ば。

 

60歳の還暦までもうちょっと、である。

 

昭和、平成の頃は、この年齢になると先が見えてきていた。

 

サラリーマンだと60歳定年だから。

 

ところが。

 

世の中では定年という概念が揺らぎ始めている。

 

夫の会社も、60歳で一区切りはあるのだろうが、先が読めなくなってきた。

 

いつまで、働けるのか。

 

それまで、それから、どこで働くことになるのか。

 

そんな不安を抱えてはいるが、今住んでいるところで年をとってもいいかな、と思うようになった。

 

それで戸建て用の土地を探している。

 

今のところ、全く見つからない。

 

長期戦になりそうだ。

 

と、戸建てを買う気満々だったぶどうさんちだが、先日から雲行きが怪しくなっている。

 

もし、どちらかが、先に死んだら。

 

90以降なら、まあ誤差の範囲かもしれないが、70台とかだと、憂慮せざるを得ない。

 

100歳まであと20年以上ある!

 

特にぶどうさんが残ったら年金が少ないのは分かっているので、戸建てを維持するのは無理だし、怖い。

 

そんなことに気づいてしまったので、それを夫に言うと。

 

小さな戸建てでさえ、庭の手入れや屋根、壁の修理、白アリ駆除、火災保険など定期的に結構なお金がかかる。

 

結局小さなマンションを手に入れて、そこに引っ越したほうがよいのでは?となってしまった。

 

大きなタンスや食器棚を処分して、最低限のものだけ入るくらいの小さめマンション。

 

このごろ断捨離に興味のある夫は、その選択肢を頭に入れ始めたようだ。

 

戸建からマンションに変更?

 

それは、確かにお金のことだけ考えると悪くない。

 

インフレや、エネルギー高、経済衰退。

 

この先貨幣価値が読めない。

 

少々の貯金くらいでは足りず、ご長寿リスクとなりかねない。

 

タンスや食器棚はあきらめがつく。

 

古いし、自分で動かせないものだし。

 

でもなあ、グランドピアノ買いたかったなあとちょっと思ったが、夫の優先順位は当然低いので口には出せない。

 

ピアノを置くことさえ、マンションや集合住宅にとっては大変なことなのだから。

 

ましてやグランドピアノなんて。

 

確かに考えてみれば、戸建ては圧倒的に旗色が悪い。

 

初期費用がものすごくかかるし維持費もかかる割には、さしたるお金にはならない。

 

マンションは、初期費用が少なくて済むし維持費が少々かかるように見えるが、場所がよければ二束三文にはなりにくい。

 

そのかわり、他の住民とのトラブルがあったときは大変だ。

 

半分納得、半分ピアノをあきらめきれない微妙な気分だ。

 

そんなとき、とある(ぶどうさんには都合のいい)考えが浮かんだ。

 

一人になったときでも、誰かが訪れるようなおうちをつくればいいのでは、と。

 

上述のように、小さいマンションのほうがぶどうさん夫婦にとって金銭的メリットが大きい。

 

半面自由度が低いし、他人の集まりなのでトラブルは未知だ。

 

一番きになるところが、マンションは駐車場と部屋の距離だ。

 

買い物に行って大荷物を運ぶのは一苦労である。

 

また老夫婦になったとき車を手放したあと、マンションにお客様駐車場がない場合、使うなら契約しなければならない。

 

ホームヘルパーさん等をたのむとき駐車場に苦労するからだ。

 

自分達だけのスペースしかないような家だと、他人を呼ぶこともできない。

 

老人のマンション暮らしは、ある意味孤立してしまうだろう。

 

しかし戸建だと、駐車場スペースを確保できれば人を招くことができる。

 

独りぼっちになったとしても、たまに人が立ち寄れれば、少しはいいかもしれない。

 

グランドピアノが置けるスペースは取れるかわからないけど、人を招く余地をつくれれば戸建てのほうがいいかもと、考えた。

 

お金はかかりそうだけど。

 

寿命まで健康に楽しく生きられそうなのは、どっちだろう。

 

8月は長めのお盆休みがある。

 

その時家の片付けを少ししようと夫が言い出した。

 

物の持ち方を夫婦で見直せるいいチャンス到来かも。

 

この調子で家じゅう片づけられたら、もう少し終の棲家への明るい見通しが立つかもしれない。

 

などと、捕らぬ狸の皮算用するぶどうであった。