失速 | たをやかなるみち

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豊かに美しく生きる大人の女性へのみちのり

 

こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

遅ればせながら初めてフルグラ(カルビー)を買いました。

 

食事用に?って?

 

いいえ。おやつです。(きっぱり!)

 

乾燥したモソモソしたものがすきです。

 

どんな味なんでしょうねえ。

 

楽しみです。

 

 

本日失速のお話です。

 

 

7月最後のピアノのレッスンを終えたぶどうさん。

 

発表会は9月初め。

 

月2回のレッスンなので、残すレッスンは8月の2回のみ。

 

早々に暗譜はあきらめ、楽譜を見る宣言をして帰ってきた。

 

なにしろ、暗譜が気になって全く音楽にならない。

 

それよりは、初めての発表会で音楽を奏でることにした。

 

といっても。

 

まだちょっぴり暗譜で弾きたいという気持ちは残っている。

 

どうなるかなあ。

 

そこに焦点を当てるよりは、あと1ヶ月、楽譜通りに弾けるようになることの方が大事だ。

 

発表会の曲はシューマンの幻想小曲集のなかの、飛翔。

 

憧れや思い入れはない。

 

ところがどうやらこの曲、発表会映えする曲として有名らしい。

 

単に手持ちの曲集の最初のほうにあって、弾いていない曲を選んだだけだったのに。

 

何気なくお師匠に提案したら、あっさり決定した。


モノを知らないというのは、本当に残酷である。

 

目立ちたくはないぶどうさんが、なぜに超目立つような、かっこいいと言われる曲を選んでしまったのだろう。

 

自分の愚かさが悔やまれる。

 

3月から譜読みを始め、4月からレッスンで見てもらうようになったのだが、恐ろしいことに7月の終わりの今日でさえ、まともに弾けていない。

 

もう4ヶ月余同じ曲を弾いているというのに、弾けないうえに覚えちゃいない。

 

チーン。

 

一方、弾けてないから飽きずに4ヶ月も弾けたのだと思うと、ありがたい気がしてくる。

 

シューマン先生、ありがとう。

 

発表会が終わるまでは、レッスンは非日常?モードである。

 

現在やっているのは、ハノンのスケール(1ページ)、ツェルニー30番、シューマン、そして発表会の余興の連弾だ。

 

レッスンの回数が少なくなってきたので、連弾に割く時間が多くなってきた。

 

それに伴い、ツェルニーに割く時間が減ってきた。

 

以前は2曲くらい見てもらっていたのだが、今は1曲弾くのみ。

 

1曲しか弾かないし、2回のレッスンでは上がれないため、ツェルニーはかなり停滞&低迷している。

 

気づけば、レッスンを再開して、あと2ヶ月ほどで1年になる。

 

ここにきてようやっと、1年も経つのにツェルニー30番が終わるどころか半分も終わっていないことにハタと気が付いた。

 

8月のレッスンで12番を新たに始めるのだが、この分では1年経った頃13番くらいまでしか行かない。

 

つまり、ツェルニー30番が終わるのに、2年半から3年はかかるということになる。

 

初めてのツェルニー30番だったら、わかる。

 

15年ぶりくらいの再開だから指が動いてないし、楽譜の読みが怪しいから遅いのはわかる。

 

でも!

 

何を隠そう、ツェルニー30番は2巡目だ。

 

それに気が付いたとき、一気にやる気を失ってしまった。

 

ダメな自分を再確認したといってもいい。

 

もともと才能がないのは知っている。

 

才能うんぬんなんて、おこがましい。

 

大人の再(再)開組なんだから、努力がなんぼの世界だ。

 

だから努力を重ねていこう、楽しく続けていこうと思っていたのに。

 

「センス」が全くないということに気が付いてしまった!

 

Σ(゚д゚lll)ガーン

 

ツェルニー30番2巡目3年・・・・・・。うーん・・・・。

 

40番終えるのは60半ば?

 

クラーマービューローとか。

 

モシュコフスキーとか。

 

ショパンのエチュードとか。

 

一生弾けないんじゃ?

 

マイナスの思考がグルグルと頭の中を駆け巡り始めた。

 

こうなるとぶどうさん、一気にやる気をなくす。

 

100歳までピアノを弾くと言った舌の根が乾かないうちに、発表会終わったらお休みしようかなんて思いだした。

 

こうなると、ピアノが弾けなくなる。弾きたくなくなる。

 

全く情けないが、ぶどうさんの場合落ちるところまで落ちないと、なかなか上向きになれない。

 

2,3日その状態だったが、目の前のやるべきことは発表会出場なので、いやいやながら練習はちょっとだけ続けることにした。

 

その練習中、ふと、閃いたことがあった。

 

世の中の人はツェルニー30番をどれくらいで仕上げるのだろう?と。

 

意味があるのかないのかわからないが、ネット検索をしてみたら。

 

あった、ありましたよ!

 

本当かどうかわからないが、再開組の人のお話で、3年半かかりました!との回答が。

 

なんでも、丁寧に見直したとか。

 

なるほど。

 

3年かかっていいんだ(いいかどうかはわからないけど)。

 

自分のセンスのなさに落ち込んでいたが、2巡目しっかり頑張れば道は拓ける???と明るい未来を思い描いてしまった。

 

こうなると、単純なぶどうさん。

 

一気に気分が上向きになる。(落ちるとこまで落ちたからね)

 

また頑張ろう♪

 

50半ばでピアノを再再開したので、スタートが遅すぎたのは自分のせい。

 

はじめてみたら体力と視力が落ちているのに気が付いた。

 

世界は曲であふれていて、全部は弾けないけど、どんどん弾いてみたい曲が出てきた。

 

そのためにやらなければならないことも、たくさんたくさんあるとわかった。

 

だから、時間との戦いなのだ。

 

その時間との戦いに負けていると思って落ち込んだのだが、辛抱の時だったのかも。

 

・・・と思いたい。

 

昔と変わらず、やっぱり先に進みたい気持ちが根強かったのは意外だったが、コツコツ歩いていけば拓ける道があるかもしれない。

 

そんなこんなで、失速したピアノ修行、これからもコツコツ続けることにした。

 

落ち込むなら半端なくおちるとこまで落ち込んで、落ちるところがなくなると上に行くしかなくなる、ぶどうさん的前進方法。

 

万人にはお勧めしないが、そういう方法もありますってことで。

 

3年経たずにツェルニー30番が終わるよう、今日もぶどうは頑張るぞ。

 

(回答してくださった方、ありがとうございます!)