こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
なんとなんと!梅雨が明けていたのですね。
まだ6月です。
7月に思いもよらぬ豪雨の可能性はゼロではありません。
用心しましょう。
本日八丁味噌のお話です。
何気にお味噌を買うのが好きなぶどうさん。
お味噌は作る方もいらっしゃるだろう。
素晴らしい。
ぶどうさんはナマケモノなので、作らない。
どこか行った先で地元のお味噌があると、つい買ってしまう。
ほぼ、趣味である。
その楽しみを手放したくないので、終の棲家を得るまではお味噌は作らないことにしている。
ところで、昨日、ちょっと気になっていたニュースの判決が出ていた。
八丁味噌裁判で、老舗八丁味噌業者が敗訴したというお話だ。
なんとなんと!(2回目だ~)
頭が悪いのでよくわからないが、八丁味噌発祥の伝統製法で作っているお店が、そのままでは八丁味噌を名乗れないとのことらしい。(違うならご指摘を!)
なんでも、GIというものがあり、これに登録した業者なら、八丁味噌を名乗れるというのだ。
(豆味噌はすべて、ということなのかは不明)
そして、訴えているお店が登録すれば、八丁味噌を名乗れるとか。
なんのこっちゃ???
※伝統的な生産方法や地域特性を生かした農林水産物や加工品の名称を知的財産として登録、保護する地理的表示(GI)
どうやら、県の味噌醤油組合というものがあり、そこに登録された業者なら製法に関わらず八丁味噌の名を使っていいということのようだ。
愛知県の味噌=八丁味噌という図式で認識されているんだからとの理由らしいが。
正直、はてながいっぱいな話である。
愛知県に行ったことも住んだこともないので、その土地の八丁味噌ってどんな地位なのかなんてわからない。
ここから先は、西の国の住人のぼやきとして聞いていただきたい。
ただ、いくらぶどうさんでも愛知県の味噌=八丁味噌とは認識していないのは確かである。
なぜにそんなに熱く語るかというと、実はぶどうさん、八丁味噌ラブなのである。
味噌汁のお味噌には、残念ながら口に合わないので使わないが、お料理には八丁味噌をよく使う。
八丁味噌を使うようになったのは、10年以上前に知り合った友人による。
味噌煮込みうどんのおいしさを教えていただき、おいしさにはまった。
それ以来、ぶどうさんちの味噌煮込みうどんが開発され、今に至る。
正直言うと、本場の味噌煮込みうどんを食べたことがない。
どんな味かわからないので、想像&あくまで我が家流である。
その当時は北国に住んでいたので、近くのスーパーに八丁味噌があり、簡単に買うことができた。
ところが西の国に来た途端。
八丁味噌がどこにもない。
なんでもあるという、カ〇ディやジ〇ピター、北のエ〇スを探すが、ない。
探し回ってやっと見つけたのが、デパートに入った味噌屋さんだった。
あったのは、カクキューさんのもの。
正直、高い。
北の国より、高い。
けれど仕方がない。
デパート価格だから。
そこにしかないから、でもそこに行けばあるのだから。
そして驚いたことに味噌屋さんでも、赤味噌と八丁味噌の違いが分かっていなかった。
そう。西の国の人は、八丁味噌と赤味噌、赤だしの違いなんてわからない。
だから愛知県の味噌=八丁味噌でいいでしょなんて判決が出るのかもしれないが。
じゃあそこまでして高い八丁味噌を、なぜわざわざ買うのかというと。
おいしいし、本物だから。
お味噌は日本人にとって大切なものであり伝統製法を守って作るお店を大切にしたいから。
けちんぼだけど、お味噌や醤油はちゃんと作られているものを買うことにしている。
だから、どれもこれも八丁味噌なんて表示されちゃうと、知識のないぶどうさんみたいな人は混乱してしまう。
それ、やめて。
今回の裁判のことは、細かくは全然わかっていない。
ただ言えるのは、伝統製法を守る店、それを支持したい人、買いたい人にもっと寄り添った形にしてほしい。
技術は、日々進歩していくものではあるが、守るべきものもたくさんある。
日本には、素晴らしいものが沢山ある。
合理化や、屁理屈でどんどん失われていくのが恐ろしい。
日本の良いものを支持応援していくのは、日本人の役目であると思う。
最近全然デパートに行ってないので、八丁味噌の残り具合が気になるぶどうさん。
ブログを書いたら、冷蔵庫をのぞいてチェックしようっと。