こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

久しぶりに包丁で手を切りました。

 

慌てすぎはいけませんね。

 

時間と心に余裕をもって行動します。

 

午後もお元気にお過ごしください。

 

本日、うちのピアノ、のお話です。

 

 

昨日のハンカチのお話、いかがでしたか。

 

鍵盤を拭く習慣をつけて、いつもきれいなピアノを弾きましょう。

 

ぶどうさんは、しばらく古ハンカチ作戦を決行します。


ピアノに関しては素人で知識が乏しいぶどうさん。

 

みなさまにお話ししてから気になって調べてみると、メーカーや製造年によって鍵盤の材質が違うとか。

 

まずはご自宅のピアノのメーカーや製造年を調べてみてから、拭く布を決めてくださいね。

 

高級品と廉価品、時代による素材の違いというのがあり、対応できる万能な布があるかどうかはわかりません。

 

どうやら基本は柔らかい布で、基本乾拭き、気になる時は硬く絞った布で拭いた後乾拭きだそうです。

 

製造年などは、本体の中に書いてある製造番号を見て、そこから調べるとわかりますよ。

 

(品番も、一緒に書いてあります。)

 

ぶどうさんのは、ヤマハのピアノなのでサイトに行って調べました。

 

何年に製造番号が何番から始まる、というようなザックリした形で書いてありました。

 

ぶどうさんのは、どうやら1975年くらいにできたようです。

 

あと3年で50年?

 

ご老体です。

 

昭和の高度成長期に大量生産された、廉価品のアップライトピアノです。

 

ヤマハU1H。

 

今でも中古ピアノとしてよく売られているのが、この品番のもの。

 

たくさん作られたんですね。

 

ぶどうさんは田舎育ちで、お店がヤマハ系列しかなかったこと、一番小さくて軽かったから(安かったから?)買ったものだと思われます。

 

ぶどうさんが選んだわけではなく、突然家にあったので経緯は全く不明です。

 

今頃になって調べてみたら、昭和のロングセラー商品で、スタンダードモデルなんですね。

 

音は特徴がない・・とかで。さんざんな評価ですが、木材だけが良質みたいです(笑)

 

たしかに、昔から音は好きではありませんでした。

 

レトロっぽいというか。

 

はっきりしたキラキラした音が好きなので(ベヒシュタインみたいな)自分のピアノの音がすきにはなれませんでした。

 

しかし、Youtubeなどでは、どうも評価が違うようです。

 

ヤマハの音は、現在キラキラ系だそうで、(それはYoutubeで探してみてくださいね)びっくり仰天。

 

どうもU1Hの前と後は、ピアノのコンセプトや造りで音の質も違うらしいというのが分かりました。

 

U1Hのみ、ちょっと毛色が違ったのでしょうかねえ。

 

今でもそのレトロ感はあまり変わらないと思っていたのですが。

 

最近、その感想が変わってきました。

 

それが年齢による好みの変化なのか、ピアノが円熟(笑)してきたせいなのかわかりませんが。

 

50年近くも経って、ピアノが変わるってことはないと思います。

 

逆に悪くなっていることは確かです。

 

ハンマーにはくっきりと弦の溝が付いていて、フェルトは硬くなっており、一部さびもあります。

 

子供の頃からそんなに練習はしていないし、大人になってからは消音装置ばかり使って弾いています。

 

50年弱の間実際に弾いた時間は恐ろしく少なく、放置した時間の方が長かった。

 

それでも、ピアノは老化していっています。

 

今更音がよくなる要素は全くありません。

 

ただ、以前紹介した、ピアノトークというYoutube番組をみたときのこと。

 

ピアノはなるべく弾いてあげましょうとのことを調律師さんがおっしゃってました。

 

反省しました。

 

普通に弾いてあげてないからです。

 

住宅事情が許せば、それはもう、ジャンジャン弾くでしょう。

 

集合住宅に住んでる身としては、その行為はトラブルのもとです。

 

やめた方がいいい。

 

ではどうするか。

 

短い時間だけ消音装置をオフにして、ピアノを生音で開放するようにしました。

 

出来ればアップライトの上蓋を開けたほうがいいそうです。

 

さすがに飛翔を弾くわけにいかないので、スケールと、ツェルニーを弾くことにしました。

 

特にスケールだと中音だけでなくまんべんなく弦をたたくことができます。

 

毎日できればいいけれど、ご近所に迷惑にならない時間帯に空き時間があれば、というので半月ほど続けています。

 

すると、ちょっとだけ、自分のピアノの音がすきになってきました。

 

消音装置を外した直後は、なんだかピアノの調子が悪いのですが、少しずつピアノの音が出てくるようになりました。

 

自分のピアノと初めて対話したような気分です。

 

自分のピアノになって50年近くなって、やっと。

 

実際に使ったのは10年?よりすくないかも。

 

ピアノは手入れすれば一生ものです。

 

U1Hは今でも中古で手ごろなので人気だそうです。

 

残念なことに消音装置をつけてしまったので、今お世話になっている調律師さんによれば、下取りはできず廃棄処分とか。

 

その話を聞いたときは、悲しい気持ちになりましたが、消音装置を付けたことに後悔はありません。

 

十分お世話になったから。(今でもお世話になっているし)

 

ただこの先どうするかなあと思っています。

 

リニューアルまたはオーバーホールをするといっても、時間とお金がかかる。

 

リニューアルはいいとして、オーバーホールが必ずしもいいわけではないようだし、なによりその間に弾くピアノがない!

 

もう一台グランドピアノ買わないと!(笑)

 

手あかのついた、古ぼけて見えていたピアノですが、この頃、それについても気持ちが変わってきました。

 

なんだか、いいなあ、と。

 

シンプルで、無駄がなく、コンパクト。

 

あと50年近く付き合ってもらおうかな、そんな気持ちになってきました。

 

ピアノを弾いている人は、こんな気持ちで自分のピアノと付き合っているのでしょうか。

 

一時は手放そうとした、古いピアノ。

 

世の中にとってはごみにしかならないけど、今のぶどうさんには、大事なピアノ。

 

へたくそな歌しか歌えなくてごめんなさいと思うけど、楽しく弾ければ、お互いハッピーかも。

 

みなさんのピアノは、どんなピアノですか。

 

人生の時間(命)を豊かにするピアノになりますように。