ほぼ毎週決まった曜日にお買い物に行くぶどうさん。
決まったルートでお店に行くのだが、途中必ず出会うものがある。
それが、路駐。
どうやら同じ曜日同じ時間帯だと気が付いたのは、2か月ほど経ったころだった。
同じ場所に同じくるまが停まっているのだが、その道は田舎の道で、車が行きかうほどの広さしかない。
そこそこ車が通る道なので、その車が停まっていると譲り合って通らなければならない。
そして歩行者もちょっと危ない目に遭うので、この路駐はやめてほしいと常々思っていた。
いったいどんな人が停めているのだろうと思っていたが、たまたま時間帯をずらして出かけたある日、知ることとなった。
いつもの路駐した車に乗り込みかけたのは中高年の女性で、遊びにきたというより仕事で来ている風のいでたち。
どうやら、どこかのお宅に定期的に訪問している人のようであった。
想像するに、看護関係か介護ヘルパーか何かのようでもあった。
ぶどうさんの住む地域は、田舎なので老人が多い。
土地柄細い道が続いて、家が密集しており車を停める場所がない家も多い。
近くにスーパーの駐車場はあるけれど、お買い物の人以外お断りである。
結構厳しく看板に書いているので、無断駐車が多いのであろう。
でもなあ、思うのである。
車もひとも危ない目に遭う路駐をせざるを得ない状況にあるなら、スーパーに断りを入れて停めさせてもらうというのもありなんじゃないかと。
誰しもがいつかお世話になるかもしれない訪問介護とかなら、スーパーのほうも、これをゆるせば、なし崩し的になるので絶対ダメとは言わないと思うのだ。
・・・やっぱり、だめかしらね。
なんにせよ、そこを通る人も車も老人が多いのだし、事故が起こってからでは遅いので、路駐をしなくていい方向にいけばいいのになあと、その車を見るたびに考えるぶどうであった。