石鹸の紆余曲折。
気になる方もいらっしゃるだろうから、少しお話しすると。
最近ではすっかりおなじみになったが、昔手作り石鹸にはまったことがある。
前田京子さんという方をご存じだろうか。
この方が「お風呂の愉しみ」という本を出版され、当時テレビや雑誌に取り上げられていたのを知り、本を買ったのが始まりだ。
この本を買うことで、重曹生活やアロマ、手作り石鹸や化粧品作りと、少々オタクっ気のあるぶどうさんは次々に不思議道に突き進むことになった。
前田さんだけでなく、この手の本があれば入手した。
その本の残骸は今も手元にある。
石鹸の話に戻そう。
手作り石鹸は、何バッチか作った。
当時はネット通販などなく、田舎住まいのぶどうさんは材料の油を入手するのに苦労した。
苦労の末作った石鹸は・・・。
しかし、家族のだれも使いたがらなかった。
手作り石鹸は危ないというのである。
とくに、父や夫は、まったく相手にしなかった。
作ったら大量にできる石鹸。
一人さみしく使う日々。
しかも出来損ないの石鹸は、溶けやすく泡立ちにくい。
作る意味はなく、買うほうがましな状態。
そういうわけで、手作り石鹸は一時的なブームに終わった。
数年後、とある事情で今度は脱石鹸の生活に入った。
これはこれでなかなかよかったのだが、脱石鹸の生活はナマケモノの自分には適さないと気が付き終わりを迎えた。
というわけで、現在石鹸を適度に使う生活をしている。
いい香りの石鹸は、気分をあげてくれる。
正直、実用本位であって高級石鹸はつかっていないのだが、においのない石鹸よりは楽しい。
石鹸は、1回使い切りのモノではないので、少々値が張っても1回あたりの金額はしれている。
みなさまも、実用本位はもちろん、うれしいもの、素敵なものをお選びください。