たまにのぞくブログを読み、ぶどうさんの夫は驚いたようにこう言った。
「カセットコンロの寿命は5年らしいよ!」
「なんと!たった5年?!」
驚きのあまり声を失うぶどうさん。
なんでも、部品が劣化するから危険だからとか。
ぶどうさんちでは、カセットコンロは「とある時」に集中的に使うものの、通常の生活ではほとんど使わない。
2人分の鍋をするなら、ガスコンロで作ったものを食卓に運ぶだけのほうが時短なので使わない。
「とある時」とは、ずばり引っ越しの時。主な用途は防災用備品でしかない。
どのご家庭でも、使用頻度としてはそれほどではなく、基本防災用品なのではないだろうか。
しかし、いざという時に使えないのは困るし、故障も怖いので、買い替えを決意した。
・・・なんだが、実をいうとこの話は昨年から放置していたことだ。
先延ばし癖は相変わらずのぶどうである。
今年に入り、たまたまホームセンターでカセットコンロの商品山を見て、やっと買い替えのことを思い出した。
市場調査もせずに買うのはぶどうさんらしくないと思うが、目の前にあるものをさっと買ったほうが早い。
さあ、買うかと思いはしたが、細かく見るとカセットコンロっていろんなタイプがある。
メーカーも見た目も同じでも型番が違い、値段が違う。
仕方ないのでひとまずそこで断念し、後日買うことにした。
数日後、ひょんなことで立ち寄った店でやはりカセットコンロが視界に入った。
先日みた型番のカセットコンロが、なんと1000円も安い。
けちんぼのぶどうさんのこと、いつもののろまさはどこへやら、即座にかごに入れてお買い上げしてしまった。
ぶどうさんにしては上出来である。
上機嫌で持ち帰って、箱をじっくり見て驚いた。
使用年数目安。10年。
え?10年?
ものすごい勘違いをしていたことに気づいた。
5年って何だったんだろうとは思うが、2倍もつなら大歓迎だ。
多分10年では捨てないだろうし。
これなら、あと3回くらいの買い替えで済みそうである。
いつまで生きるんだという突っ込みがきそうだが、まずは防災用品をひとつ更新したことに満足したぶどうであった。