ぶどうさんの周辺で、いろんなタイプの侵入者出没中。


気を抜けない日々である。


FAX送りつけ商法とか、鳩とかからすとか、目に見えない虫とか、屋内にじわじわ入り込んでくる埃とか。


防げるものと防ぎようのないものがあるため、無視できるものもあればどうにもならんものもある。


さほど神経質になる必要もないようであるが、最近ぶどうさんのブログのアクセスワードに妙なものがやたらある。


日本語になっていない、日本語。


一体これってなんだろう?と日々頭をかしげるが、さっぱり意味がわからない。


何の意図で検索しているのかわからぬが、これもまた、珍妙な侵入者といえよう。


度重なる出来事に、なぜに自分の周りに侵入者がいるのか、考えてみたがさっぱりわからない。


ある種の警告なのか、それともぶどうさんが誰かの領域を侵しているのか、どちらかなのだろう。


そんな中、やはりおかしな侵入者に遭遇することになった。


買い物帰りに、アパート建物に入ろうとするとき。


20メートルほど向こう側から、女性が歩いてきた。

まっすぐ歩いて通り過ぎると思いきや、途中でぶどうさんのアパートの方向へ入り込んできた。


このアパートの住人だろうか?と思うが確証はない。


新参者のぶどうさんであるので、アパートの住人の顔すべてを知っているわけではない。

困ったなあとチラッとその女性を見た。


年のころ40代。

少し不思議ないでたち。


そしてぶどうさんについてエントランスのほうへ入ってきた。

どうやら住人らしい。


郵便物をチェックしようとポストに立ち寄ったところ、運悪くポストに広告を投函している人がいてポストを見ることが出来ない。


しばらく待つかと、ポスト前に立っていたところ、その女性も突っ立ったまま中に入ろうとしない。


もしかして、建物の中に入り込もうとしているのかも?と気がつき正面玄関から入るのをやめ裏口から中に入ることにした。


もし住人なら自分で鍵を開けて建物の中に入るし、万一鍵を持っていなかったら何号室のなにがしですというはずなので遠慮は無用と考えたのである。


しばらくしてふと振り返ってみたら、その女性がはるか遠く歩いていっているを確認した。


住人とともにするっと入り込んで新聞や宗教の勧誘をする人がいると聞いた事がある。


実際、ぶどうさんちの引越しのとき新聞屋が開けっ放しのオートロックのエントランス扉から勝手に入り込んできたし。


女性も勧誘の意図があったのだろうか。



これもまた、ぶどうさんのみならずこの建物の住人全体にとってまぎれもない侵入者である。

招かれざる客とでもいおうか。


オートロックのアパートに住むようになり、セキュリティは少しは安心できるかと考えていたが、あまかったようだ。


そして、住人を知らないということで自分自身が侵入者を招き入れる手助けになる可能性もあることを学んだ。


今住んでいるのは、小さい子供も沢山住んでいるアパートである。


勧誘であればまだしも、犯罪のきっかけにでもなったら大変である。


また自身が入るときであれば対応はできるが、客人や人の出入りの多い家だとこういった対応はできないのではないだろうか。


アパート暮らしというのは、住人同士が顔を合わせる機会も連携もすくなく、どうしても希薄な関係になってしまう。


それが気楽でいいと思う一方で、何かことが起これば一軒だけのことではすまない場合も少なくないだろう。


侵入者のキーワードが点滅している今だからこそ、まずは住人の顔を覚えて自身と周りの人の住環境を安心なものにしたいと願うぶどうであった。