ちびた鉛筆をつなげて使っているぶどうさん。
かなりケチである。いや、物好きといったほうがいいか。
昨今ケチを美徳とは言わないのでケチな自分とは思いたくないのだ。
今回のことは「減るのが楽しみでやっている」ことで、ただの娯楽ということにしよう。
で、くだんのちび鉛筆はどうなったかというと、接合部から先端まで4センチ未満になった。
かなり使い込まれた状態である。
鉛筆ホルダーを使った場合であればもう少し使えそうだが、もうそろそろ切り離そうと考えている。
理由は、書きにくいから。
鉛筆をつなげているのがセロハンテープで、文字を書いているとなにやらぐらぐらするのだ。
生協の注文書くらいであれば数字記入なので問題ないのだが、メモするにはちょっと不便だ。
そんなわけで、使えそうな長さだがあえて切り離すことにした。
接合部ギリギリまで使えるかと思っていただけにちょっと残念。
鉛筆をつなげた部分をセロハンテープにしたわけは、手軽だったししっかりくっついたから。
もともとは、鉛筆は木製品なんだからと、木工用ボンドでくっつけてみた。
ちゃんとくっついたし、ちゃんと書けた。
見た目も悪くなかったし、どこぞの土産物屋にあるみたいな、妙に長い鉛筆になっただけであったのでさほどの貧乏臭さはなかった。
なんと素晴らしいアイデアかと思ったが、あっけなく接合部がはずれ、ぶどうさんの低い鼻はすぐさまへし折られることになった。
外れた理由は、鉛筆削りにあった。
ぶどうさんはナイフや手回しの鉛筆削りではなく、小さな携帯用の鉛筆削りを使っている。
その穴に入れてまわした瞬間、ボンドが取れてしまった。
削られる鉛筆とつなげた鉛筆の力の向きが逆で、ねじれの力が働いてしまったせいだ。
自分の頭の悪さにあんぐりと開いた口が塞がらなかったが、それならと最初に考えていたセロハンテープでぐるりと接合部を巻き、もう一度鉛筆を削ってみた。
今度はうまくいった。
見た目ビンボっちいが、セロハンテープ巻きなら鉛筆削りはクリアする。
何度削っても大丈夫。意外になかなか外れない。
そしてもっと意外なことに短くなるほどに研ぎやすくなった。
携帯用鉛筆削りの中に接合部が内部にきれいに入り込むので、より安定して削れるようになったのだ。
そんなわけでセロハンテープ巻きだからこそ、ここまでがんばれたのである。
現在ぐらぐらするのは、テープが緩んでいるからだろうし、巻きかえればいいのかもしれない。
このままいこうかとも思ったが、鉛筆削りでうっかりセロハンテープを削りたくないので(刃がべたべたするかもしれない)ここでやめることにした。
ところでこのちびた鉛筆を新しい鉛筆につなげる作戦は、単にケチ出来るだけではなくひとつだけ利点があった。
それは、見つけやすいということ。
異様に長いのでペン立てで突出しており、どこにあるか一目瞭然。
横にしていても無くすことがない。
鉛筆が見あたらないから、他ので書こうという気には全くならない。
しかもそればかり使うので優先的に減っていく。
作戦勝ちの、なかなか素晴らしいアイデアだったのである。
ちびた鉛筆をお持ちの方、貧乏臭い見た目をのぞけば、この方法は使えますぞ!
ところで、一点御注意申し上げますと
小さなお子さんや家の中でどたばたするお子さんやペットがいらっしゃる方は決して鉛筆を立てて置かないでください。
また遠近感が悪い方、コンタクトの方にもおすすめしません。
そういう場合は、横にして置いてくださいね。
手元にやってきたものを十二分に使い切るというのは、気持ち良い。
大人になって鉛筆なんてつかわなくなったが、使ってみればメモ書きや走り書きに便利だと再発見した。
これからも、多分手持ちの鉛筆がなくなるまで、鉛筆ライフを楽しむ予定のぶどうさん。
それがなくなったら、新しい鉛筆を買うかもしれないかも (〃∇〃)
コロコロ転がった使いかけの鉛筆、お宅にもありませんか。
みなさんも、是非鉛筆を見直してください。
削る必要はあるけれど、上にも横にもサッと書けて、インク切れの心配のない鉛筆って楽しい文具だと見直されること間違い無しです。
ちびた鉛筆を捨てようと決心したにもかかわらず・・・・・・・・
ここまで書いた時点でふと「再度木工用ボンドで接着して、ナイフで削るようにすればもうちょっと使えるよなあ・・・」などといらぬ考えが頭をよぎったぶどうであった。
どこまでケチなんだいっ!