来年4月からの消費税増税案は、静かに実施に進んでいるようだ。
世論調査や各地で行われているであろう議論の紹介がなされないのは、新聞各社マスコミの怠慢なのか、政府へのへつらいなのか。
消費税増税が決まったとき、郵便料金の値上げがニュースになった。
そのニュースによると、3%の増加分を現行分に乗せるつもりのようであった。
郵便料金の値上げは20年ぶりだという。
20年間据え置きだったから、いいよね?ってことだろうか。
値上げ額は、その発表では3%分くらいとなっていた。
それを聞いて、嫌な予感がした。
以前消費税が導入されたとき。
そのときは、はがき40円、封書60円がそれぞれ41円と62円に引き上げられた。
1円、2円。
大した額ではない。
大した額ではないが、この1円2円に泣かされた。
なにしろ、その頃はFaxでさえ高嶺の花で、携帯やインターネットなんて夢物語の時代でかつメールなんてないから、はがきや封書で手紙を書く時代。
ぶどうさんは切手を沢山持っていたから差額分の1円、2円切手を郵便局で買い、それを貼り付けなきゃならないことになった。
なくなっては買い、いつしか41円と62円切手を買うようにはなったが、その時代はそう長くは続かなかった。
今度は郵便料金の大幅値上げが実施されたからだ。
はがき50円、封書80円の時代の到来?である。
実に9円、18円の値上げがなされたのである。こんな値上げってあるだろうか?
値上げには批判がかなりあったと記憶している。
それから20年はこの時代が維持されてきたわけであるが、それが来春終わりを告げることになるらしい。
そして再び!51円、82円の時代が来ようとしている。
なんだかなあ~~~~。この分だとすぐ60円、100円の時代は来そうである(怒)
実はぶどうさんの手元には、現在は販売されていない2円切手と41円切手、62円切手がまだある。
正直これらをどうするか、最近考えていたところに郵便料金値上げのニュース。
10円、20円切手を出せば使えることになるとほくそ笑んだものの、以前の値上げのとき同様また足し切手状態で手紙を出すことになると思うと、格好悪い気持ちもする。
さて、どうするか。
いや、まてよ。
最近はがきを書く生活をしているので新しい切手が販売されては買っていたのだが、これ以上増やすのはまずい。
まだまだ使っていない切手やはがきが沢山ある。(オーノー!)
まるで学習してないね!
ということで。
50円時代が去ろうとしている今、まずは切手を買う行為をやめねばならないということに気がついた。
もうすぐかわいい切手が発売されるであろうはずなのに、残念である。
メール全盛、手紙を書く人は減る一方、電話代も安くなり、メール便が主流になってきた現代に、この郵便料金値上げは郵便事業にとって朗報となるのか、裏目に出るのか。
一定の利用を見込んでいた年賀状や弔事慶事に関しても、不景気からか交際範囲をどんどん縮小していく傾向にある時流なので、かなり厳しいのではなかろうか。
一利用者でしかないぶどうさんにはわからないが、あまり旗色はよくなさそうである。
手紙を届けるシステムが存在するのはありがたい一方で、代用もきくといえばきくので、なくても世の中の人はそんなに困ることはないかもしれない。
半年後には、値上げ予定の郵便料金。
それまでに古い料金体系のはがきや切手をなんとか使いきろうと張り切るぶどうであった。