たまごがない!という事態が大嫌いなぶどうさん。

かといってたまごがありすぎる!事態も避けたいぶどうさん。


卵はないと不安だし、ありすぎても鮮度が命の食品ゆえ、在庫管理は慎重にしなければならない。


よって常に卵ケースの卵の数をチェックし、週末の買出しのときに買うかやめるか、どれくらい買うかを調整しながら購入することにしている。


ぶどうさんちの冷蔵庫の卵ケースには10個分しか納まらない。


400リットルクラスの冷蔵庫であれば20個分ついていてもよさそうなのに、なぜか10個。

4人家族だったら2日で使い切りそうなのに、10個。


ぶどうさんちは2人だから10個でも構わないのだけれど、卵収納エリアにはもう10個くらい入るスペースが無駄に空いている。

一体何を入れるところなのか皆目見当がつかないのだけれど、裸で卵を入れる部分に他の生鮮品を入れたいとも思わない。


卵は洗浄しているものもあるけれど、大抵は洗浄していない。

洗浄しないほうがいいかららしい。

そんな場所に、ナマモノ入れたい?ときかれれば、否。


たまに羽とか糞?みたいなのがついているのがあるが、今買っている卵についていることはないし、スーパーでもそういった商品はみかけない。

何か仕掛けがあるのだろうか。


そういう理由で卵を入れる部分にはなるべく卵だけにしたい。

幸い以前使っていた冷蔵庫の卵ケースが、合わないながらも置けることに気づき、めでたく20個の卵を卵収納エリアに入れることに成功。


いらなくなったからって、なんでも捨てりゃあいいってもんじゃないのである。


それはさておき、2人で一週間に20個?は食べすぎなのでは、と思われるだろう。

実際20個も食べることはない。


平日5日のお弁当に毎日2個、一週間で最低10個は必要で、あとはお菓子や料理に使うので15個使えば多いほうである。


ぶどうさんちでは1パック10個入りの卵ではなく、1袋17~20個入りのs~ssサイズ混の卵を購入することが多い。

これであれば、一週間一袋買えば事足りる。


卵はスーパーではサイズ分けされてモールドかプラ容器にパック詰されて売られている。

これだとお菓子を作るときにとても便利だ。


ところが生協や産直のパック入りはMS~Lサイズが混じっていて10個入りか6個入り、しかも総重量表示となっている。

それはそれで使う用途や気分によって大きさが選べるので悪くはない。


けれど、パック卵は、大抵たまご1個が大きい。

そして、どうあがいても6個か10個でしかなく、一週間10個以上必要なぶどうさんちでは2パック買う必要がある。


袋入りだと、1つで済むのにパック入りだと2パック。

そうなると、週末の卵の数は、当然パック入りが多く確実に残ってしまう。


一時期は袋入りとパックを交互に買って調整してもみたが、袋入り卵のほうが1度に食べる量が少なく済むし揚げ物の衣を作るときに卵液が余らないことに気づいて以来、袋入り卵を購入することにした。


そんなある日。


袋入りたまごが売り切れだった。

家には卵が6つあるだけだったので、この日に買わなきゃ次の週末までの卵がない。



他の店で買ってもいいのだけれど、おいしくなかったのでやっぱりこの店で買いたい。

お店の人に卵を出してくださいとお願いしたら、10個入りのパック卵だけだしてくれた。(ここには10個入りしかない)


10個あればなんとか足りそうなのでそのパックを買い、足りなきゃ他所で買えばいいさと励ましつつがっかりして帰宅した。


久しぶりの10個入り卵は、びっくりするほど大きかった。

卵ケースに入れるとき、ぎっちり並んでいるさまが痛快なほど。


卵は古いものから順に使うことにしているぶどうさんは、まずは先週の残りから、そして週半ばお菓子を作る段になってからパック卵を使ってみた。


ぱかっと割ると、でかい黄身が堂々とボウルの中に納まる。

卵黄の大きさは卵の大きさによらないというけれど、小さい卵の卵黄は小さく、大きい卵の卵黄は大きい。

そして白身の量も多い。


卵黄と卵白が必要な2種類のクッキーを焼くには、小さい卵なら2個は必要だったが、スケールの調整なしになんと1個の卵まかなえてしまった。


いやはや、びっくりである。


弁当用の卵焼きに重宝だけれど、お菓子作りにはスケールの調整が必要で不便さを感じていた、いつもの袋入り卵。

ところが大きな卵をつかえば調整が殆ど必要なく、しかも1個で済む場合もあるなんて。


これまでも大きさは意識していたものの、卵って目的によって使い分け、買い分けなければならないものだと改めて感じた次第である。


卵の大きさって、なかなか奥深いものなのだ。


料理ではあまり問題にならないが、お菓子作りには量がシビアにきいてくるのでレシピをみるとき最初に確認するのが卵の大きさ。

さりとてお菓子つくりのためだけに、買う卵をどれにするかなんて考えているわけでもなかった。


今更、大反省である。


パック10個+袋17個合計27個。

一週間に使う卵は15個くらいなので、両方を一度に買うわけにはいかないが、ぶどうさんちには両方あれば重宝でもある。


それならば、以前のように一週間交代で購入することを復活させてもいいかもしれない。


現在卵の残り大きなパック卵4個。まずまずの残り具合である。

今週つかった卵の数は12個。



それならば、週末の買出しは17個入りの小さい卵でも買ってくることしようと決めたぶどうであった。



ぶどうさん、卵の管理は出来るようになったのねえと感心する声が聞こえてきそうである。