一昨日から激しい雨が降り、風が強く吹き荒れる北国。


日本全国このお天気のようであるが、最近こういった不穏な天気が増えているように思う。

理由はわからない。


普通の人なら気象条件がそろったからだとか、そういう季節だからだとか、地球が不安定になっているからとかいうのだろう。


でも本当に、ただそれだけなのだろうか。

昔もこういうことが度々起こっていたのだろうか。


うーーーーーん?

日本に住み、生まれたときから日本人をやっているが、そんなに度重なっているのか、あまり記憶が無いのである。


生まれ故郷の西の国では毎年台風の脅威にさらされていたが、それ以外の季節では、数日におよび暴風雨が吹き荒れるなんてことがたびたび起こることは無かった。


ここ北国は、風の害は多い。

新幹線が雪ではなく風のために止まったり遅れたりするし、台風並みの風が普通に吹く。


ぶどうさんはもともと北国の人間じゃないから、数十年単位ではこの土地の気候をしらない。

随分つよい風が吹く所だという印象はあるが、ここに数年住んで、短い期間で数日に渡りこんなに暴風雨または暴風雪が吹き荒れたかな?と思い返すと、なかったような気がする。


以前は首都圏で、夏にゲリラ雨が続いたこともあった。

そういうことって、今までたびたびあったのだろうか。

言葉が無かったんだから、やはり殆ど無かったんだろう。


去年はあまり聞かなかった。

無ければもうそんなことは起こらなかったか、もしくは異常気象のことなど忘れてしまうのが日本人なんだろうか。


気象や気候の変化は、地球が生きている以上変動するし、人間には思いもよらぬスパンで独自のサイクルを繰り返してはいるのだろうが。


そこに人智の及ぶことはないのだろうが、それでもなんだかこの気象は人がもたらした災い、もしくは人の世を映しているような、そんな気がしていまう。


地球温暖化や石油枯渇危機という嘘のプロパガンダを刷り込まれ、地球を守ろうと教え込まれた日本人。

資源を大切に使うこと自体は悪いことじゃない。


けれど虚偽もしくは真偽を確かめようもないことをビジネスにした、世界的なマネーゲームに踊らされていることに気がつかないのは、賢いとはおもえない。


異常気象や、さまざまな異常な出来事が起こるのは、結局は人の心の問題なのかもしれない。

地球や自然から、「振り回され騙されてきたことに気づいて、もう少しちゃんと身の回りを見たら」といわれているような気もする。


荒れた天気に、荒れた人心、それらが集う荒れた国。


情けないことだが、日本をそんな国にしてしまった、われわれ大人の責任は大きい。

修正するなら今がその絶好のチャンス、最後のチャンスかもしれない。


そのためには。

小さな、身の回りのことからコツコツと、歪んだものを正す勇気を持つことから始める必要があると痛感するぶどうであった。