おうちリサイクル大好きなぶどうさん。
ケチ倹約家ゆえ、使えるものは徹底的に使う。
よって家に物が溜まっていくが、そんなことはどこ吹く風。
袋でも布でも容器でも、使えそうならとっておく。
空き瓶を直で捨てるなんて、もってのほか。
使い勝手のよさそうな空き瓶であれば、それこそお宝級に大事にされる。
現在大事に使っている空き瓶は、醤油の瓶と、ソースの瓶、パスタソースの瓶にスパイスの瓶。
ぶどうさんちは、おしゃれな容器ではなくリサイクル品で埋め尽くされている。
ところで、この瓶。
瓶自身は割れたりかけたりしない限りは、繰り返し洗って永遠に使い続けられるはずである。
しかし、それを阻むものがある。
それは、瓶の蓋。
瓶にくっついているプラスティックの蓋の場合は、劣化、損傷などが起こるともう使えなくなる。
瓶と蓋が別になったタイプの場合は、プラスティックか金属がほとんどで、ここでは金属の場合を取り上げることにする。
金属の蓋にはパッキン様のものが塗ってある。
そこにニオイが付きやすいこと、塗ってあるものが傷むこと、が使えなくなる主原因だ。
もっとも致命的なのが、蓋が錆びること。
ニオイに関しては同じものを詰め替えれば、何の問題もない。
パッキン様のものが劣化することに関しては、密閉の必要の無いものであれば問題は無い。
蓋のさびに付いては・・・それが味だと思えば問題ないかもしれない。
要するに、厳密に密閉管理する必要のないものを入れるのであれば、蓋がどうであろうと空き瓶は使い続けられることになる。
なるが・・・空き瓶に入れたいものって、ぶどうさんの場合食べ物類だ。
そうなると、瓶の状態もだが、蓋の状態も大いに気になる。
ぶどうさんは食品など中身が入っているものをリサイクルしているから大きなことは言えないが、お店には保存容器として瓶が売られている。
中身入りだと気にならないお値段も、瓶だけで、それだけの価値として売っているのをみると思いがけず高いなあと感じてしまう。
単独で瓶を売買している割には、瓶の蓋のスペアを売っているところを見たことが無い。
折角のきれいな瓶も、蓋がダメになれば使えなくなってしまうのである。
ぶどうさんがケチとはいっても、かわいいレリーフ柄の瓶を購入したことくらいある。
金色の蓋で、蓋にも絵がかいてある。
金色であるだけで見た目がよいし、気分がいい。
いろんなものを詰め替えながらつかったため、瓶はきれいなままなのに蓋にニオイが付いたり、パッキン部分が割れたことにより、その瓶をあきらめなければならなかった。
なんともったいないことよ。およよ。
ん?それとも世の中の人は諦めがよくて、使うのは一度きりなのか?
なぜに蓋のスペアがないのか常々不満であり、そのニーズをどこで満たせばいいのか今でも分からない。
瓶も蓋も、毎日どこかでどんどん作っているはずなのである。
蓋専用の工場やらも、ぜったあるはずだ。
それなのに、それを見つけることは困難である。
蓋だけ欲しいという人は、絶対にいるはずなのに。
摩訶不思議とはこのことだ。
それはそうと、この北国に来てから感心することがあった。
この北国では、種類はかぎられるものの瓶と瓶の蓋が別に売られているのである。
白い蓋のみで、金色の蓋なんて無いが、とにかく蓋が別に売られているのである!
だいたい20円~50円の間くらいで、種類は2種類のみ。
蓋が買い放題!ばんざーい。(何がうれしいんだか・・)
この付近の人は春~夏にとれる山菜を水煮にして保管するらしい。
別売り蓋のあるものは、このあたりの人には山菜用瓶として愛用されているもので、何度も同じものを使うようだ。
たしかに保存のためなら新品の蓋が必要だ。
瓶自体もさほど高い訳ではなく、殆ど100円かそれ以下くらいのお値段。
一回一回買い換えてもいいくらい安価なのだけど、毎年のことだから馬鹿にならないし、ごみも少なく済む蓋のスペア販売は、北国の合理性にぴったりマッチしているようだ。
素晴らしいシステムである。
そしてぶどうさん、ふとあることに気づいた。
一見バラバラなサイズに見えるものの、実は蓋は他の瓶に兼用できたりするのである。
瓶だけ気に入っていて蓋が無い場合辛抱強く他の瓶が空くのを待って、蓋に当ててみればぴったり!ってことが何度かあった。
まるでパズルのピースが合った気分である。
それからというもの、蓋がきれいであれば、口径のあたりをつけて空き瓶に試すようになった。
あくまでも密封しなきゃいけないものにはおすすめできないが、蓋が適当にしまって入ればいいものなら、こういう使い方もあるので是非お試しあれ。
ああ。しかし。
やっぱり金色の蓋のスペアがあると嬉しいよなあ!と叫ぶ、ぶどうであった。
ぶどうさんみたく蓋に不満があって、何度も同じ瓶を使いたいのなら、weckはおすすめだけど。
weckを販売しているところもこの頃減っているしねえ・・・・・