からしやわさびといえば、冷蔵庫で使いきれない調味料の1つ。
チューブ入りのからしやわさびを使いきったためしはないという人は、少なくないのではなかろうか。
ぶどうさんも、以前はそうだった。
いつあけたかわからないからしやわさびのチューブが冷蔵庫でごろごろ。
冷蔵庫ポケットでは常に何かにもたれかかっているか、倒れて妙に場所ふさぎとなる調味料であった。
ところが、何の拍子かにわさびとからしを頻繁に使うようになった。
それがなぜなのか・・・は、考えてみれば簡単なことだった。
ぶどうさんちでは、わさびはそうめんやそばなどの麺類、サラダに使うため夏から冬までのさほど寒くない時期、からしは煮豚やおでん、餃子やシュウマイなどに使うので暑くない時期に減ることがわかったのだ。
そう考えると、使いそうな時期に開封して使い切ればいいということになる。
それがわかってからというもの、使い切る自信がでたせいなのか、なぜかいつも両方あいてしまっているが・・・
ところで、からしといえば、日本人なら練りからし。
しかし洋風の粒マスタードも捨てがたい。
サラダに、和え物に、お肉のお供に、非常に便利な調味料として、我が家では瓶入りの粒マスタードが欠かせない。
ところがこの粒マスタード、日本製のものはなにやらいろんなものが入っている。
調味料やら、○○エキスだとか、不思議なものがてんこ盛り。
おそらく、日本人向けに「ソーセージやサンドイッチに合う」調味料として使ってもらうためだろう。
一方外国製のものはマスタードと酢と塩や砂糖、みたいに原料がシンプルである。
原産国やメーカーによって多少は異なっているものの、なんだかとっても懐が広い。
わかりやすい原料なので、買うほうとしても安心である。
そういうわけで、ぶどうさんちでは日本製のものよりは外国製の粒マスタードがお気に入り。
ただし、外国製ゆえお値段が高い上内容量が少なかったり、味が今ひとつ合わなかったりと、買って食べるまではどんな商品かさっぱりわからないのが難点。
地道に好きなメーカー、商品を探すしかないのである。
因みにぶどうさんが気に入った製品は、以前カ〇ディで扱っていた粒マスタード。
200g入り400円弱で、原材料は非常にシンプルなフランス製。
しかしメーカー名がわからず、お店に出向いてだめもとで問い合わせたものの、取り扱いは常にはしていないとのことだった。
現在使っている粒マスタードは、もうビンの底が見えている。
カ〇ディに行った理由が粒マスタードを入手するためだったのに、お目当てのものどころか他のメーカーのものさえ欠品中。
やばい、何か買い足さねば。
そう思って後日別の輸入食料品店を物色したぶどうさん。
捜せばあるものである。
全く初めてのメーカーではあるが、やはり原料シンプルフランス製。
お値段は800gも入っていて、700円。
800gといえば、いつも買うビンの4本分である。
それが、700円。
使いきれるのかどうか、いや冷蔵庫に入るのかどうかさえあやしいところだが、なんだかラベルがとってもおいしそう。
これは・・・いけるかもしれない。
なんの根拠もなく、突然きめつけたぶどうさん。
もしまずければお金と食材をどぶに捨てるようなものなのに、いきなりチャレンジするこの女は、一体どういう頭の中身をしているのであろうか。
そんな懸念を一切無視し、レジに直行、でっかい瓶入り粒マスタードを手に入れたぶどうさん。
あいかわらずの買い物の仕方に、人間変らんもんよのおと自分のアホさ加減に心底あきれつつ、戦利品を手に入れたことに酔いしれるぶどうであった。