台所の片付けをやり残した気分を引きずりつつ、箪笥の整理に着手したぶどうさん。
中だるみを通り越しエネルギーを吸い取られたようにはかどらない今日この頃、一連の片付け作業にうんざり。
しかしここでやめては、やらなかったもおなじ。
4月までに一通り終わればいいのだからと、心と体に鞭打ってやることにした。
ぶどうさんちは、基本洋服類は少ない。
二人とも洋服を殆ど買わないからだ。
買わないけど、買ったのに着ずにそのまま置いているってものが多くて、死蔵品ばかり。
回転の悪い箪笥の中身である。
着倒さない限りは捨てないし、気に入らなかったら着ない、そしてきれいすぎたらもったいなくて着ない。
おかげでよれよれのものときれいなままのものとが並び、かつ最新のアイテムではないものばかりがずーっと箪笥に鎮座している。
断捨離や片付け整理のやり方に従えば、ぶどうさんちの箪笥はアウト状態。
なにも着るものがない位に捨てる基準に当てはまってしまうことになってしまう。
それは困る。
じゃ、なぜこうなったか。
二人とも洋服を買いに行くのが好きではない。外出の時間をそこに割きたくないから。
また、ここ北国にはちゃんとした洋服やがない。
もういい年なんだから、お気に入りのお店を見つけてそこでワードローブを揃えていきたいとつねづね考えているのだが、店がないのだ。
せめてデパートでもあればいいんだろうけど、デパートがない。
どうでもいい服なんて、もう欲しくない。また同じ状態になるのが目に見えているから。
でも、店がないんだ!
で、買わない。増えない、それはいいけどまともに着ていく服もない。
そういうわけで、ぶどうさんは洋服を買うために、いや洋服を買える場所に引っ越そうと考えている(真剣)
話は随分ずれ込んだが、ぶどうさんの洋服の整理で一番困るのが「一体これの代わりをいつどこで買えるのか?」という笑うに笑えない問題と、もし買えなかったら・・・?ということに対する恐れが大きくて捨てられない。
結局昨日も取り出して、しまいこんだものは数知れず。
夫のものは夫のもので、どう処分していいかわからずそのまま畳みなおして入れ込んでしまった。
一日では全部終わらせることが出来ず、翌日延長戦という形にしてなんとか周りを掃除して終了。
寝る前に歯を磨きながら、ふと夫の箪笥に水着が入っていたのを思い出し、水着が入っていたことを話した。
すると、夫の口から意外な言葉がするっと出てきた。
「あ、それ、捨てていいよ。10年前に使ったきりだしもうしばらく使わないし」
なんと!
たかだか10年前位の水着を、捨ててもいいと!理由は使わないからと!
夫の成長ぶりにびっくり仰天、潔さのかけらもない自分のことがちょっと恥ずかしくなってきた。
なぜなら、10年ものどころか、ぶどうさんは20年物はざら、25年物のコートとかセーターとか、ひしめいているのだ。
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もうね、断捨離本やら片付け本やらを読んだ事のない夫のほうが潔いというか悟ってきているっていうこのことが嬉しいやら悔しいやらのぶどうさん。
今日は絶対に潔くポイポイと箪笥を片付けて、隙間を作ることにしようっと誓った。
あ、まだブログ書いて遊んでいるのは、大目にみてください・・・・