昨晩遅く帰宅した夫に、夕飯を食べながらカビ地獄の話をしたぶどうさん。
うーん、ご飯のときにする話題ではないってことは、この際置いておこう。
平日に話をするチャンスが夕飯時しかないサラリーマン家庭では、このひとときが貴重なコミュニケーションタイムなのだから。
結露の激しい北国の部屋は、暖房を入れない部屋は異常な湿度がこもってしまう。
紙は湿気を呼ぶし、不用品を積み重ねれば空気が動かないからカビの根のあるこの家では簡単にカビを培養してしまうことを話した。
ぶどうさんちの納戸部屋の縁側は不用品が積み重ねてあり、さらに「いつか使うであろう」ものもきれいに紙袋やビニル袋に分けて置かれている。
ついでに荷物を送ったりする用のダンボールなども取り置きされている。
カビ地獄一掃のためには、さすがにこういったものはいったん捨ててリセットしなければなるまい。
ぶどうさんの一存でそれができればいいのだが、実はこの中に夫のものも含まれている。
夫のものを勝手に捨てるわけには行かない。
だからこそ、「いつか使うであろう」ものを捨ててもいいかという許可を取る必要があり、夕飯時にふさわしくない話をわざわざしたのである。
恐らく抵抗を示されるであろうことは予想していた。
恐る恐る、不用品をとっておく害により納戸部屋の食品や必要なものまでダメになってしまわないようにするために「捨ててもいいか」と慎重に話をきりだし許可を求めた。
何しろぶどうさんが捨てられない女であるのと同様いやそれ以上に、夫は捨てられない男。
似たもの夫婦なのである。
ところがあっさり、「うん、いいよ。沢山あるからもういらないって思ってたんだ」
と、のたまうではないか。
拍子抜けするやらありがたいやら、何がなんだかわからないがとにかく賛同を得ることに成功した。
縁側の不用品の一部、許可が下りる。
ちょっとだけだがかなりの進歩である。
今週のゴミの日にまとめて捨てられると思うと、いや捨てられること以上に「空間が空くこと」を考えるとワクワクしてしまう。
美しいもの、必要なもの、手放せないほど愛用しているものに占められているわけじゃなく、全く価値がないか意味が見出せないものに空間が占拠されているのは、見苦しいことこの上ない。
そんなぶどうさんの気持ちを知ってか知らずか、夫は気持ちよくOKサインを出してくれた。
ありがたや~。
今回のことで、なにごとも順序だてて説明すれば、そしてそれが理に適っていれば物事はすんなりと進むもんだというのが学習された。
さてさて、こんな時間にまたブログを書いているぶどうさん。
そろそろ納戸部屋の掃除に突撃しますか。
では、がんばってきまーす!