機種変更を迫られつつも面倒さにのびのびにしてた懸案の携帯電話。

やっと重い腰を上げて手続きに行ったぶどうさん。


携帯電話に関しては、ネットもフォトも何にも期待していない。

緊急時のときに全然役に立たなかったので、何かに役に立つとも思っていない。

ただの遊び用と割り切っている。


よって、何も考えず指定の、一番安い機種に変更した。


電話と、メールが出来れば上等。

それ以上は求めない。


しかもぶどうさんは最近全然メールは使わないし(ええ、友達少ないんです)、通話も殆どしないので思い切って一番安いプランに変更した。


時々とんでもない容量の姪っ子の写真を送りつけてくる兄のことがふと頭をよぎったものの、どうしてもパケットが足りなきゃプラン変更するなりパケット使い放題に変更すればいいと割り切って。


今月あたり請求が来て、詳細を見てから考え直せばいいかとのんきに構えることにした。


ところで、数年ぶりに新しい携帯電話を持ってみて驚いたことがある。

それは、本体のお値段が高い割にはちゃちになったこと。


例えば、音が悪い。

画素が粗い。

電池の持ちが悪い。

そして、一番びっくりしたのがアドレス帳の機能が前の機種よりも低かったこと。


通常機種を交換する場合、メールは無理としてもアドレス帳やデータフォルダの中身はすべて移し替えてもらえると思っていたのだが、これが勘違いだったことが判明。

新しい機種には、なんと住所を入力する項目がなくなっておりショップで全部を移し替えられてはいなかった。


たまたまお歳暮の時期だったから携帯電話に入れてる住所をみてラベルを書こうとして気がついたのだが、もしそんな時期じゃなかったらもっとずっと後になって気がつくことになっただろう。


そういえばショップの女性が、古い携帯をわざわざぶどうさんに渡しながら「まだすべてのデータ移行できてませんから」と謎めいたことをいった意味がこのときになってわかった次第だ。


ショップに持ち込むときに古い携帯は回収するはずと思い込んでいたぶどうさんは、予め携帯の中身を整理していたので変なことを言うなあと思いつつ真意がわからず一応受け取っていたのだが・・・


新しい携帯に住所の項目が無けりゃ、書き込むことも出来ない。

別の場所に書けば、次に機種交換するときにまたやり直しになる可能性大。


さりとて住所のためだけに古いのを一緒に持ち歩くのは嫌だし。

イランもんはさっさと捨てたいのだ。


結局住所は住所録に書き換えるしかないのだろうか。

なんだか、携帯をもつメリットがまたしても減ってしまった新しい携帯電話。

見るたびにため息である。


次にこれを替えるのは何年後だろう。

この何年か先には今のような携帯電話は生き残っているのだろうか。

かなり怪しい。


もう絶滅危惧種に近いのではないだろうか。

メールと通話だけの携帯電話って。


次はどんなものが世の中に出回るのだろう。

楽しみなような、もういらんような、この10年で携帯電話の栄枯盛衰を見たかのような気分になったぶどうであった。