はい、チーズ。
別に写真を撮りたいわけじゃないのだが、ついチーズのことをつらつらと考えるぶどうさん。
ぶどうさんの世代は、チーズといえばプロセスチーズ。
しかし現在はチーズといえば、ワインのお供、本格的な、ナチュラルチーズと分類されるものがチーズとみなされる。
本物のチーズが入ってきた現在はナチュラルチーズは大人のもの、プロセスチーズなんて子供のものだ。
けれどぶどうさん、やっぱりプロセスチーズが好き。
小さい頃はこれしかなかったからね。
しかもブロック状で、自分で切っていた。
現在は小包装になったものや、切れているタイプのチーズが殆ど。
チーズを切る波波のピアノ線のカッターなんて、若い人の家にはないかもねえ。
プロセスチーズは子供のものだなんていったけど、しかし悪いことばかりじゃない。
保存性が高いし、加熱されているから滅菌されている。
リステリアの心配がないので、子供や妊婦用にはプロセスチーズがいいんじゃないかなと思う。
リステリアは健常者は大丈夫らしいのだが、抵抗力の低い人が感染することが多いらしいので、そういう人は表示に注意して購入するといいのじゃないかな。
安全が一番だからね。
このところ愛用中なのが、切れているタイプのプロセスチーズ。
これが意外に便利なのだ。
普通に一枚食べようとすると、チーズ好きのぶどうさんにとってすごく薄くて満足感が無い。
けれど裏を返せば、食べる量をコントロールできて食いしん坊のぶどうさん向き。
そして一枚ずつ取り出せて袋をくるくる巻いてしめることが出来るのでラップをかませる必要が無い。
昔は切り口にラップをぴちーっとくっつけていたもんだ。
そのかわり、取り出すときは他のスライスを触らないように慎重にしなきゃいけない。
なにより絶妙な薄さなので(イヤミではありません)何かに乗せたり包んだりするのに便利だ。
ただ、ちょと不満なのもこの薄さ。
このチーズでダイスのコロコロチーズを作ろうとすると、ものすごく小さいものになってしまう。
クッペには・・まあ悪くないのだろうが、チーズがごろごろ入った食パンを作りたいぶどうさんとしては、これでは用を成さない。
この頃はあまり人気が無いのか、ダイスのチーズがごろごろ入った食パンをパン屋さんで見ることは無い。
小さい頃はあれが大好きで、チーズと、その周りのパン生地を食べるとうっとりしたものだ。
週末自宅パン屋(笑)をしているぶどうさんとしては、あのチーズパンを作りたいなあと思いつつそのためだけにブロックのチーズを買うのをためらったりしている。
食材通販には勿論ダイスのチーズはあるのだが、そんなに頻繁につくるもんじゃなし、残っても嫌なのでできればいつも使っているチーズの一部で作りたい。
・・わがまま?
ナチュラルチーズもプロセスチーズも、世界的な需要の高まりのせいか、お値段はどんどん上がっている。
昔の日本人はチーズ好きなんてあまりいなかったようだが、現在は殆どの人が好きな味。
今までチーズと無縁な国においても、好かれなかった、若しくは見向きもされなかったチーズが強力な欧米の波に押されて、へんてこりんな文明化?というか近代化という洗脳を受け味覚が変って行っているってことなんだろうか。
チーズチーズプロセスチーズ、やっぱりぶどうさんは昔風の塩辛いプロセスチーズが好き。
戦後の壊れた味覚世代ってことなんだろう。
ちくわチーズもチーズ入りハンバーグもチーズ入りかまぼこも、もはや日本の味なんだもん、チーズは日本の味になっちゃったのよ。
プロセスチーズも日本味。それでいい。
ん?じゃあ、韓国や中国味のプロセスチーズってのももしかして存在するのだろうか。
もしあるとしたら・・・どんなのがあるのだろう。
日本以上に発想豊かな、奇想天外なものがあるに違いない。