ところでリカちゃん。


リカちゃんってなんでカタカナなんだろう。

理由はリカちゃんがフランス人と日本人のハーフだから・・・というのもあるだろうが、タカラの発売した人形はほとんどがひらがなかカタカナの名前。


男の子は漢字を使った子もいるが、女の子はひらがなかカタカナ。


恐らく子供が読めるようにということなのだろうが、りかちゃんではなくリカちゃんであるところが心憎い。


カタカナのほうが洋風に見える・・・様な気がするのはぶどうさんだけだろうか。


でも、女の子にもし名前をつけるとしたら、ぶどうさんだったらカタカナにはしない。

カタカナよりはひらがなのほうが柔らかい、ふんわりしたイメージだから。

カタカナはカクカクしていて、肩肘張った感じがしてきついイメージがする。


ぶどうさんが子供のころは、ひらがなを習うのが先であり、カタカナはあとであった。

その後が漢字。

それは今の学習過程でもおなじだろう。


けれどそれより以前はどうだったのだろう。

昔の電報はカナばかりであったし、カタカナばかりの昔の人の書があるくらいだからカタカナのほうを先に習ったのだろうか。

ひらがなよりはカタカナのほうが字画が少ないし、書きやすいし、変異体がないようだし。


そういえば、昔の女性の名前ってカタカナの人が多い。

最近ではめっきり見なくなったのがカタカナの名前の女の人。


実際の女性の名前では、ひらがなは健在だがカタカナで名前をつける人はあまりいないようだ。

ぶどうさんの世代にも、同級生でカタカナの名前の人はいなかった。


カタカナの名前の人って、明治時代や大正、昭和初期のおばあちゃん世代に多いように思う。


・・・そうなるとリカちゃんは洋風のようでいて、実は激しく和風ってこと・・・・?



40年以上まえに登場したリカちゃん。


その頃にリカという名前が普遍的な名前であったのかはわからないが、こどものぶどうさんにとっては洒落た名前であり、ぶどうさん以降の世代にしばらくは「りかちゃん」がちらほら存在していた。

現在では普通の名前になり、しかしあまりつけられていない模様だが・・・。


名前の流行り廃りのなかで、ものの見事に「りか」という名前は埋もれつつある。


それなのに実年齢40以上のリカちゃんは今も健在、ますますパワーアップしているようだ。


がんばれ、リカちゃん。

熟女の年齢になるまで、そしてバアサンになるその日まで。


リカちゃんは時代をそのまま映しながら、顔だけは老けずにいつまでも子供に愛され続けるのだろう。

実際は年を取らない、妖怪じみた存在であることは、この際こどもには内緒。