台風がさり彼岸の中日もすぎた三連休の本日、北国はもう秋の気配。
連休の人混みを避け、ゆったりとお休みを過ごすことにしたぶどうさんちは、ぶらりと産直のお店へ。
北国にはいたるところ産直のお店がある。
車で出かけるたびに寄るのは、ぶどうさんの楽しみ。
本日行ったところは個人経営の産直で、普段はあまり利用しない。
利用しないのに行ったのには訳がある。
以前こちらのお店で見かけた商品で、お目当てのものがありそれを買いに行ったのだ。
狙い通り品物を発見し手に入れたのだが、それ以上の出費をつぎ込んでしまうことになった。
なんと計画性のない買い物だろう。
まこと、ぶどうさんらしい。
買い込んだのは、果物。
北国は果物の栽培が盛んだ。
今の季節は梨に桃にぶどうにプルーン。
それぞれに魅力的なのだが、ぶどうさんが一番好きな果物はりんご。
9月も後半に入ったことで、産直には今年取れたりんごがお目見えしていた。
りんごといっても北国にはいろんな品種がある。
この地の生まれではないぶどうさんは、りんごの品種は有名なものしか知らない。
そして、時期によってでてくる品種が変っていくこと、保存向きのものとすぐに食べなきゃならないものがあるなんてこの地に来るまで知らなかった。
今の季節の代表的なのはつがる。
つがるよりは、ジョナゴールドや紅玉、フジのほうがすきなのだが、それは後のお楽しみ。
色づきのよさそうな大き目のやつを選び、ついでに洋ナシや桃をホイホイと籠に放り込んだぶどうさん。
もう幸せ一杯夢一杯。
果物なんて贅沢品だから、買わなくとも食べなくともいいものなのだろうが、あると嬉しい。
産直だからスーパーよりは安く手に入ったことも嬉しさを倍増させる。
やっほ~~。
スキップしたい気分で家に帰り、早速昼食にりんごを切って食べてみた。
・・・うーん。
あんまりうまくない。
食べ続けるとだんだん味に慣れてくるのか、まあ食べられないことはないものの、感激するおいしさではない。
シーズンはじめ、こんなもんかな。
産直によって入荷される産地が決まっているので、おいしくなかったところでは買わないことにしているが、今回のところは微妙。
次回でダメだったら、やめておこう。
それまで結論先延ばし。
今期はじめてのりんごは微妙に空振りではあったが、これから沢山のりんごが出回る季節になる。
寒くなるけど、素敵な季節の始まりだ。
りんごりんごり~んご、り~ん~ごおかあわあいいや、ひ~とりごおと~
ついついそんな歌を口づさみたくなるほど真っ赤なりんごを眺めながら、秋の到来を喜ぶぶどうであった。