かぼちゃをもらったぶどうさん。
勿論丸ごと。
正確には実家からの荷物にかぼちゃが入っていただけなのだが、夏の野菜かぼちゃをわざわざ入れてくれた親の気持ちが嬉しい。
しかし、困ったことがおきた。
その翌々日の生協の配達にかぼちゃがあることを突然思い出してしまったから。
そのかぼちゃも丸ごと。
いつもなら頼まないのに、なぜか今年はかぼちゃが安くて先々週も1個頼んでやっとこさ消費したばかり。
先々週のは1個148円だった。お値段の割には大きいなと思った。
今度届く予定のかぼちゃはなんと1個100円。
100円のかぼちゃといえば、坊ちゃんかぼちゃのように手のひらに載る位に小さいに違いない。
大きさを確認することもなく、値段だけ見て勝手に小さなかぼちゃが届くと思い込んだぶどうさん。
小さなかぼちゃだと前回のようにかぼちゃの煮物が続くことはないだろうと踏んで、何の迷いもなく注文した。
そしてやってきた生協配達日。
受け取りに行ったら、常温商品にかぼちゃがない。
欠品かと思いきや、なんとかぼちゃが冷蔵商品として発泡スチロールの箱の中に収められていた。
そのかぼちゃ、でかい。
100円とは思えない大きさ。
しまったーーーーー!
こんなに大きなかぼちゃが来ちゃったよー!
しかも丸ごとかぼちゃが冷蔵品、ということに大衝撃。
かぼちゃって、スーパーでさえ切ったものが常温においてあるし、かぼちゃは冬至までもつ保存野菜のはず。
いやいや、なにより真夏に常温で2日もかけて西の国からやってきたかぼちゃがあるのに、なぜに北国のかぼちゃが冷蔵なのか。
全く訳がわからなかったが、冷蔵として配達されたのなら冷蔵するしかない。
温度帯がくるくる変っては野菜がまずくなるかもしれないし。
かくしてぶどうさんちの野菜室に丸ごとのでっかいかぼちゃが1つと、台所の片隅にやはり大きめかぼちゃが1つ、計2つが鎮座することになったのであった。
つづく