ついに断捨離本を購入したぶどうさん。


とは言っても断捨離せんせいが監修した漫画版。


前回この本について、モチベーションが全然上がらないし設定が変で購入は失敗だったと書いた。


そう、ぶどうさんの購入は失敗だったけど本が全くダメっていうわけじゃない。

断捨離を知らない人や、片付け初心者で何から手を付けていいかわからない人には、まとまっていていい本かもしれない。


ぶどうさんがどうしてこの本を失敗と思ったか。

その理由は、情報や考え方は自分の中からも他人からも既にあって、頭ではわかっているのに体ではわかっていない状態にあったから。


頭ではわかっているというのは、実にとても変で、つまりわかってないから本を読みたがるんだろうが、わかったつもりでやれてないってことをいいたいのだ。

どこまでも確認作業をしただけで、やり方や考え方の正しさを外に求めていただけなのだ。


腑に落ちるという言葉があるが、腑に落ちてもなお、抵抗し続けているなにか、に向き合わなきゃならなかったのかもしれない。


それとも落とし込まないと実行できない疑い深い性格なのかもしれない。


結局のところ、本を読んだだけで実行できるダンシャリアンはすごいってことで、本を読んでもやらないぶどうさんは断捨離を求めていたわけじゃなかったのかもしれない。


断捨離本を読んだ前後、いくつか片付け関係の本を読んでみた。


土井けい子さんの本、菅野結希さんの本、近藤麻里恵さんの本、小松易さんの片付け本。

そして再び断捨離本や断捨離せんせいのブログやメルマガを読んで感じたことがある。

(ははは、メルマガも取っているのですよ)


片付けって、日常の動作の中に自然に入れ込むもので特別なことじゃないってこと。

片付け本を読むのはノウハウがわからない人で、こういう教育や躾を受けていない人で、本来はできて当たり前なこと。

どう生きたいか、どう暮らしたいか、はっきりしてない人がはまり込むものだってこと。


・・・あ、まさにぶどうさんでしたけど・・・・


断捨離せんせいの本以外を読んで、断捨離ってよくできた考えでシステム化されているな、と感心した。

すごいな、と思うところは、全く白紙でも、セミナーなど受けなくても出来ること。

なにしろ、断するだけで要らないものは入ってこないし、捨すればすっきりするし、離すれば相対的に考えられるようになりと、片付く要素がみんな入っている。


しかも本人の気づきや選択実践によるところが大きいので、自ずとすすむし、後戻りすることはない。


・・・ただ、やっている人もいない人も、勘違いしている人がいるのが気になるけど・・・


片付けのノウハウに関しては、誰のやり方を真似るにしても、あまり問題ないってこともわかった。

やってダメだったら他に捜すなり自分でやり方を工夫するなりすればいいだけ。

失敗したっていいじゃないか。ただの片付けなのだ。


どうしても失敗するのがいやだったり、すぐに成功を求めたり(でも片付けに関してはこれはちょいムリ)、お金や時間を無駄にしたくなかったら、自分に合いそうなやり方を捜してからにするしかないけど。


とにかく、手を付けよう体を動かそう。

わからないなら、失敗したくないなら、断捨離でも、片付け魔法でも、捨てる勇気でも、一分かたづけでもなんでもいいから参考にして。


片付けは片付け、なのだ。


人生の目的が片づけではなく、あくまで手段であり通過点。


片づけすれば、あら不思議幸運が、とか内なる声が聞こえるとか、そんな特別なことを考えることはいらない。

片付け推進派はなにやらそういったスピというか難しげなことをいいたがっているけど、そういう特別な味付けをしたいの?と逆に聞きたくなる。


片づけすれば思考が整理されることも、時間活用がスムーズになることも否定しない。

けれど、なにやら特別なことやものをわざわざ言いたがっている態度には、「特別」になりたい人間の意識があるようで鼻につく。


片付けは、やるかやらないか。

やったらすっきり気持ちいい。

それでいいじゃないか。


特別意識をもちださなくても、ごく当たり前に当たり前のことをして当たり前にいい感じ、それだけのこと。


結局ぶどうさんは当たり前のことができなくて、当たり前になれなくてもがいていただけ。

当たり前になって、こころを騒がす劣等感がなくなり邪魔者がなくなれば、心静かになるってもんなんだろう。


さ、かたづけしようっと。


特別になるためじゃなくて、心静かになるために。


時間とお金を無駄にせず、人生で有意義なことを存分にするためにするのが片付け。

今までぶどうさんは片付けに時間を無駄にした。

いらんもん買ってお金を無駄にして後悔し、そしていらんもんのために悶々と悩み、お金を更に無駄にしないために捨てなかったり、新しいものを買って失敗するのを恐れて不便や不満と同居したり。


ちょっとくらい、失敗してもいいじゃない。

大きな失敗じゃなきゃいい。今後の教訓になる失敗であればいい。同じ失敗を繰り返さなきゃいいのだ。


これ、実はぶどうさん自身に言い聞かせている言葉。


往生際悪いね。


なんとかかんとか、がんばりまーす。