謎が解決したきっかけ。
それは、ぶどうさんの気まぐれ。
ぶどうさん、データーとして体重を知るには条件が一定であればいいと考えていた。
が、ある朝なんとなく体重が気になって体重計を引っ張り出してみた。
なになに。
53.9キロ。
夜よりは少ないのは当たり前だな~と納得しながら体脂肪の値が表示されたのを見て仰天した。
29.5%?!
さ、30パーセント近くあるでないの!それって肥満領域でないの?!
これは見なかったことにしよう。
そう心でつぶやきながら再び寝床に入ったぶどうさん。
寝床には入ったが、数字のあまりのインパクトの大きさに眠れなくなりつらつらと考えることしばし。
よし、こうなりゃ夜と朝の体重と体脂肪を量ってやる!と決意し、それから3日。
夜と朝の体重を量り、それと同時に体脂肪計のからくりを調べることにした。
体重の傾向は、3日間とも「夜は重く朝は少し軽い、体脂肪は夜少なく朝肥満領域。」が続く。
目の錯覚や誤差ではなかったことが判明した。
数値としては信頼性がある、ということである。
では、体脂肪計としての信頼性はというと。
これが調べてびっくり。
体脂肪計は、脂肪に電流が流れにくく筋肉や水分には電気が流れやすいということを利用して計算上脂肪の量を出しているということは皆さんご存知の通り。
体重がいつもより重ければ体脂肪率が減り、体重が減れば体脂肪率が減る謎は、単に体脂肪÷体重x100の計算式により分母が増えるか減るかで率が増減するというだけの話。
要するにいくらかの誤差は含んでいるってこと。
で、これではぶどうさんの謎は解決しない。
なぜ朝の体脂肪が異常に多いかがわからないから。単に計算式によるものではなさそうだ。
どうやら鍵を握っているのは、「水分」
寝起きだと水分の摂取が殆どない状態であり、体内や皮膚が水分不足、乾燥しているという状態であるということが要因のようだ。
ぶどうさんが習慣として体重を量っていたのは、夜の、風呂上り。
水分がからだの内外にたっぷり~~~の状態である。・・・つまり、自分で誤差の原因を増やしていたってこと・・・ああ・・
詳しいことはよくわからないが、どうやら朝は水分不足なので電流が流れにくいのか、はたまたまさに正確に脂肪の量を捉えているのかで、朝のほうが体脂肪率が多くでるようなのだ(詳しくはメーカーHPなどをご覧になるとQ&Aなど載っています)
そこでぶどうさんは考えた。
30%近くといえば肥満領域。
20%というスリム体型の体脂肪率からは10%もオーバーしている。
約54kgのぶどうさんの体には、計算上約5.4kgの余分な肉がついているということだ。
5.4キロといえば・・・どれくらいの体積かわかりやすくいえば、比重が1.1のお米で換算したら約6キロ分。
(注:脂肪は比重が小さいので体積は増える。目に見えやすい形にするため1割増しの米で計算)
米袋6キロ分の脂肪が余分についているってこと。
・・・・くやしいけど、納得!
そう。
ぶどうさんの体にはぷくぷくプヨプヨと脂肪がついている。
その量に数値的にも視覚的にも、あたらずとも遠からずの値だったのだ。
そうか、そうだったのか。
ぶどうさん、あと2.5%脂肪を減らせばいいなんて、ただのうぬぼれだったのか。
54kgから5.4㎏の体脂肪を減らせば、単純に計算して48.6kg。(人間の体は計算通りに単純には行きませんのでその分含みおきください)
少なくとも、49kgまで痩せたってまだ体脂肪20%にはならないってことだ。
まだまだ相当デブである。
そして、49kgに体重を落としたところでそんなにやせっぽっちにはならないってことも判明した。
体調がベストなときの体重は50kgだと以前いったことがある。
理由はずっとわからなかったけど、この値にはそれなりの意味があったのだと今更わかった。
脂肪をむっちり体中につけて、米袋5キロ分どころかそれ以上に背負い込んで日々過ごしているぶどうさん。
なにかの強化選手みたいだが、こういうお荷物はほどほどにしておいたほうがいいだろう。
現在体重は横一直線。
増えない分優秀だが、もうちょっと減らす必要がある。
数値としてどこまで、というのを今回の体脂肪計のからくりを知ることによって明らかにすることができ、ゴールというか目標ができたことは喜ばしい。
長年の謎が解け、具体的な数値目標を設定しなおすことができたことで、ぶどうさんは新たにやる気がでてきた。
無理なダイエットではなく、体の声を聞きながら食べ物を食べ体を動かし、上手に体と付き合いながら理想の体型を目指そうと40台半ばにして志すぶどうであった。
人間、疑問を持つことも、打ちのめされることも、問題を解決して目標設定するために必要だったのね。
さ、みなさんもご一緒に♪まずは体重計に載りましょう!
そして健康第一、いきいき笑顔の素敵なマダムを目指しましょう。