おのぼりさん最後の話題は、お金。


田舎暮らしのぶどうさん。

新幹線で移動して一泊して帰宅するまでの間に使ったお金は、勘定してみたところメインイベントの参加料の4倍。

4倍ものお金をかけて何しに行ったんだかさっぱりわからない。


半分遊びなのだし、夏のバカ~ンスなのだからと割り切ることにした。

そうでもしないと、悲しすぎる・・・・


投資ではなく浪費という自覚があり、遊びなのだからそれほど無駄遣いはしていない。


お土産類は買う時間がなく、みて回ったお店で買ったモノといえば手ぬぐいくらい。

食べ物は例の老舗洋食屋以外では、外食は友達とお茶をしたくらいだし。

行きの列車はお昼をはさんでいたためおにぎりを持って行き、帰りはデパ地下で弁当を買って車内で食べた。


かなりのケチケチ旅行。


そのそれぞれお金を使うシーン、もしくは他人がお金を使うシーンをみてお金の使い方や物の価値っていろいろなんだなと感じた。

そしてお店の値段のつけ方も、やっぱりいろいろという不思議も見つけた。


たとえば、洋食屋さんでは、東京の真ん中なのにファミレスと変わらないお値段の食事をいただいた。

ファミレスとどっち選ぶ?と聞かれたら、多分こっちの洋食屋さんを選ぶと思う。

だって、まともなんだもの。


ただしこの洋食屋さんには支店があって、そちらはもっと地価の安いところにあるからか、同じメニューでも値段が違い安かった。

土地のお値段が反映されているのかと思った。


一方やっぱり東京の真ん中にある某有名百貨店で。

そこには地方菓子コーナーがあり、日本各地の有名もしくは人気のあるお菓子が並べられていた。


東京の、地代のたかい、デパートに、送料を使ってまで持ち込まれた地方の銘菓。

さぞや料金上乗せしているかと思いきや。

ほぼ地元値段の様子。

居ながらにして各地のお菓子を現地値段で買えるなんて、とデパートの太っ腹に感心してしまった。

・・それとも、各メーカーががんばっているのだろうか?


友達とお茶をした喫茶室は、関西の出店。

関西のお店よりも軒並みお値段が高い。これを東京値段というのだろうか。

味は・・・昔食べた思い出のものではなくちょっと残念だったので、高い分悔しかった。

まあ、これは店の問題かもしれないが。

優雅にのんびりおしゃべりできたことに感謝しておこう。


店を捜してまで買いに行った手ぬぐいでは、とほほなオチもあった。


無知なぶどうさんはそのお店にしか置いてない商品を買うはずが、「どこにでもある商品」を買ってしまったのである。

手ぬぐいで有名なお店の商品の割には違う名前が書いてあるのを変だなと思いつつも、気に入った柄の手ぬぐいを選んで購入。

後日、北国のショッピングモールに全く同じ商品が同じ値段で販売されているのを見て愕然としたのである。


東京のど真ん中にも田舎の北国にもある商品をわざわざ同じ値段で買って運んできたのである!


大ばか者である。


こういうのをどう解釈すればいいのか・・・

地方に来るまでに送料がかかっているから、田舎でも同じお値段で売っているってことだろうか。


雑貨類なんて大抵全国共通同じ値段だし、田舎でさえ駅前だろうが郊外モールであろうが同じものは同じ値段だったりするので雑貨類は込み込みいくら!なんだろう。


なんかこう、しっくりしないというか、変な気がするんだけど。

この一件でお店や商品のお値段のつけ方や流通、原価や利益率、そして意図ってなんだろうと、商売のやり方やお金がらみのことに興味が湧いてきた。



ここまでは自分で使ったお金の話。



これからは・・・ちょっと下世話な、他人の使ったお金について。



つづく