思わぬときに思わぬところで希望の品を見つけたぶどうさん。


願えば適うものである。


ところでこの、ロータスブルターニュビスケット、調べてみると2種類あるようだ。

簡易パッケージと、箱入り。


どちらも同じ会社だから中身は同じで、袋入りか箱入りの違いのように思える。

ぶどうさんは無駄に要らない箱など欲しくないし、こういうのはえてして割高だ。

よって通常なら簡易版を捜すのだが・・・


簡易版より箱入りのほうがおいしい気がする・・というブログの感想を真に受け、今回だけは箱入りがどうしても欲しかったのだ。


その箱入りが手に入った。


ばんざーい。


けれど、思ったより箱は小さかった。

そう、カタログやWEBではわからなかったが大きさは両手に収まるほど。

写真では高級そうに見えたが、まさに紙の箱で、缶入りではなかった。


1箱1050円。

しかも真空パックでもなんでもなく、外箱は薄いビニルまきかつ丸い穴が開いた簡易パック。

さすが外国製である。


開けてみると、中身も簡単なビニルの個包装で、薄いビスケットが3枚組1袋になっている。

原材料は良心的でマーガリンは使っておらずバターのみ。

そこはすばらしいのだが、ビスケットなのにしけらないのか不安になるような包みの状態。

けれど、賞味期限は来年までたっぷりあるという不思議。


早速食べてみると、バターの味がよい、ちょっとざっくりした、でもちょっぴりしけっている?、そんな形容しがたい歯ざわりと、味。

悪くはない。悪くはないけど、なんだかバター味にした薄いちんすこうっぽい。


1袋の量は、1杯のお茶にちょうどいいくらいを狙っているかのよう。

まるでイギリスのお茶の時間用のビスケットのようだ。


ぽりぽりとビスケットを食べながら、入っている箱をまじまじとみたぶどうさん。

この女の子のことが突然気になりだした。


多分フランスブルターニュの民族衣装のようなものを着ているのだろう、素敵な衣装とアクセサリーを身につけ目一杯おしゃれをした小さなレディ。

この箱の中には、お菓子の説明書など一切入っていない。


お菓子の由来も、こだわりも、何にもわからない。

これぞ外国製のお菓子、といわずしてなんといおう。

日本のお菓子には親切というか、くどいというのか、必ず小さな紙が添えられ、いろんな情報が入っているというのに。


なんだか気になる。とっても気になる。

希望の品を手にいれて一通り欲望を満たした後、なぜかどうでもよさげなことが気になってきたぶどうさん。


お菓子の由来はそっちのけで、この民族衣装がどこのものか、調べてみることにした。