コーヒーごときに戦略を練り、考えをめぐらすぶどうさん。
かなりケチである。
じゃあ今一体どうしているかと言うと、ご心配なく。(誰も心配してないって)
隠し玉があったのだ。
その隠し玉とは、ネスレの生豆ブレンド。
コーヒーのパッケージにしては異色の、明るい緑色のパッケージの、ネスレでは比較的新しい商品だ。
一瓶50g入りのみ。
発売されていたのは知っていたが、お値段がカフェインレスよりは安いもののインスタントにしては高めなので見るだけにとどめていた。
ところがある日、スーパーで生豆ブレンドの販促キャンペーンがあり、通常価格より100円も安くなっているのを発見。
飲む予定がないくせに、つい出来心で買っていたのだ(おいおい)
香味焙煎がなくなったし、朝のひとときを楽しむものがないなら、当然開けなきゃなるまい。
ある物を澱ませてはいけないし、旬が過ぎてしまってはつまらない。
(ぶどうさん、いろいろいいわけ考えますなあ)
とにかく生豆ブレンドがなくなってから考えればいいのだし、もしこれがおいしかったらちょくちょく安売りをみては買えばいいのだしと方針を転換することにした。
因みにこのとき生豆ブレンドは50g入りで298円。通常398円。
1gあたり6円~8円。
ゴールドブレンドの150g入りは750円だから、1g5円。
カフェインレスは80g入りで838円、1g10.5円。
明らかにゴールドブレンドが安いが、生豆ブレンドの場合カフェインレスとの中間位のお値段。
しかも50g入りだから1回3g使うとして半月分くらい。
これならおいしいうちに飲みきってしまえそうだ。
・・とまあ、計算どおりに行けばいいのだけど肝心のことが忘れ去られている。
味だ。
この生豆ブレンド、コーヒーだけどコーヒーの味っぽくない。
なんだか穀物コーヒーっぽいのだ。
もしくは煮出したコーヒーのような味。
まずくはないけど、コーヒーってこんな味だったっけ?という感じ。
サイズといいお値段といい、ぶどうさんの要望にぴったりなのだけど、味がどうにも「?」なのだ。
そこでぶどうさん、振り出しに戻ることにした。
何のために朝の一杯が必要かということを改めて考えた。
答は、ホッと一息。ただそれだけ。
おいしいと、なおよろしい。それだけで幸せを感じられるのなら、安いものじゃないか。
1回3gのコーヒーをインスタントで飲むとして、価格差が倍半分としても15円の差。
それを大きいと見るか小さいと見るかだけの話。
コーヒーなんて嗜好品。
なくていいもの、あったら嬉しいものではあるけど、一応ぶどうさんの役には立っている。
それなら、あんまりガツガツ考えないで、高いカフェインレスでも安いカフェイン入りでもおいしそうなレギュラーでも何でもいいじゃないか?楽しく行こうよ。
そういうわけで、ぶどうさん、やっぱりカフェインレスコーヒーか、いいお店があればコーヒー豆を買うことにしました。
おいしく楽しく体に取り入れるほうがいいもんね。
朝の一杯。
多分余計なものだけど、ぶどうさんがいきいきするためなら許可することにしよう!
・・・・・なんにせよ、どこまでも自分に甘いぶどうであった。