北国で、とうとう小豆につく虫、小豆象虫と対面することになったぶどうさん。
何で名前を知っているかと言うと、調べたから(爆)
みんな苦労してるのね・・・
名前からして、どうも小豆につくようだが、油断をしてはいけない。
小豆だけじゃなく大豆や他の豆につくと厄介なことになる。
何しろこの納戸部屋、産直や通販で買い求めたいろんな種類の豆がある。
あらゆる豆から虫が発生するなんて考えただけでも恐ろしい。
仕方なしに、とにかく小豆の処理に専念することにした。
処理といっても、豆をより分けるだけでは虫は駆除できない。
なぜなら虫の卵が残っているだろうから。
でも冷蔵庫に空きはない。満員御礼の上、もうすぐ生協が来る。
しかしそんなことは言っていられない。
背に腹は帰られないので、とにかく餡子を作ることにした。
つい先日餡子は買うもので作らないと宣言していたのに、ついに大量の餡子を練る羽目になった。
手作り餡子なんて保管に困るから作らなかったのに・・・とほほ。
その日は、前日の刺激的な光景が頭から離れず、家事に意欲的になっていたぶどうさん。
片づけをしてゴミを出そう、冬の布モノの洗濯をしよう、パンを焼こう、お菓子も作ろう、などなど計画盛りだくさんで朝を迎えた。
それが。数匹の虫の発見により木っ端微塵に粉砕されることになった。
保管するだけでは一向に消費しきれないと踏んだぶどうさん、すぐさま大量に餡子を消費できるものを考えることしばし。
どら焼きだ。
どら焼きしかない。
饅頭は漉し餡だし餡子の量が限られる。それに餡子が固くないといけない。
でもどら焼きなら粒餡だし、緩めの餡でもいけるし、なにより皮に挟み放題だ。
などなど、もっともらしいことを言っているようなんだけど。
本当の理由は、パンを焼くのに使うドリュールが余るから!卵が中途半端に余る予定だったの。
ちょうどそのとき、ぶどうパンを発酵中だったのよ・・・。
せっせとどら焼きの皮を焼き餡子大量消費の野望を果たそうとしている最中、夫が早めに帰宅した。
時間切れでバットにあける間もなく、でかい鍋に入れっぱなしの餡子を見て一言。
「なに業務サイズで作っているの?」
鍋一杯の餡子に呆れ、夕飯の支度のできていない散らかった部屋を見て、一体仕事に出かけているときに何が起こったのかいぶかしがる夫。
まさか一日中虫に振り回されてたなんていい訳は通じないよね・・・・
観念したぶどうさん。
夫のご機嫌を取り、失態をごまかすためにどら焼きにいれる餡子を特盛りにしたのは言うまでもない。
ははは、餡子大量消費だぜ~(あ、本音が)
さすがにぶどうぱんに餡子をはさむのは断られたけどね。