お弁当生活をはじめて、やっと食費を意識しだしたぶどうさん。


結婚十〇年にしてはじめてである。

遅すぎるっ・・・・・・・・・・・・


ぶどうさんちは夫婦二人暮らし、ぶどうさんは専業主婦だから夫の稼ぎのみの一馬力。

子供がいないので教育費はいらず、家はないためローンがなくて家賃のみ。

気楽なものである。


さすがにこういう条件だと、お給料日にお金がないということはない。

無駄遣いが多いなと思うことはあっても食費に関しては全く意に介さず。


食費を減らすよりは無駄遣いを減らせばいいと思うからである。

それどころか、節約するときに真っ先に食費を槍玉にあげることなど、愚かなことだとさえ思っていた。

食べたものが自分の体となるのだし、健康を損なえばそれこそお金がかかるのである。


健康な体こそ資本であり、財産であり、もっともお金のかからないものなのだから。

そう考えれば、食費を安くしてほかに回そうって言うのはなんだかばかげているように思うのだ。


もちろんぶどうさんは安物好き。

高いからいい、安いから悪いという観念も持っていないが。

食べ物で安すぎるものって、それ相応のものしか使っていないし、儲けを出そうとすれば材料費が削られること位誰しもわかる。


まあ、高いからって高級品を使っているとか原材料がちゃんとしているかっていうと、それもまたわからないところなんだけど・・・

そこはもう、信頼できるか否かを見極める力を持つしかない。



ところで、1食350円という衝撃のお値段を聞いてからというもの、そのお値段からいろいろと考えさせられた。

お昼でそのお値段としたら、のこり2食を朝軽く夜重く考えて一日1000円。

夫婦二人なら、ひと月60000円で妥当ということになる。


60000円!

それってしかし、多くはないかい?

・・でもそれ位使っているかもしれない。


外食はそう多くないが、嗜好品の多い我が家、結構無駄なお金を使っている。


そもそも夫婦のみで一体世の中の人はいくら食費に使っているのだろう。

むかし、貧乏生活?一人一万円っていうのをテレビでやっていたが、あれは光熱費込みで1万円。


主婦雑誌とかで一時期一人一万円っていうのをやっていたような気がするが、純粋に食費だけで一人1万円ってできるのか疑問に思いつつネット検索をしてみた。


すると、やっている人もちらほらいるというのがわかった。

ただし、実家から米をもらったり野菜をもらったり、自分で野菜を作ったり。

それ以外では大方2万5千円から3万円という人が多かった。


3万円(汗)


それでも3万円は多すぎるという意見が見受けられる。

そんなものなの?!


ぶどうさん、世間の常識をあまりに知らなさすぎたらしい。


ぶどうさんの実家は裕福ではなかったが食べ物はきちんと食べるという家だった。

食べ盛りの大食らいの男の子が2人もいたため、母はなんとか工夫しながら作っていたが、それでも品数は多かったし量も多かった。


一体食費にいくらかかっていたのか、家計簿なんてつけない母であったので聞いた事がなかったが、食べることだけは大事にしていて今も父の食事をきちんと3食作っている。


ぶどうさんは一応家計簿はつけているけど、恐ろしくてみなおしたことがない(おい)

・・・ご馳走はないけど、多分、食特に嗜好品に無駄なお金をかけていると思う。


先日図書館でたまたま見つけた村川協子さんの本に、家庭の家計が大まかに載っていた。

この方の本を読むのは恥ずかしながらはじめてである。


村川さんによると、夫婦二人(高齢)で40000円と書かれていた。

この方はかなりお料理をなさる方で、かついい加減な食材を使わず、おもてなしまでする方のようで、それでいて40000円。


すごい手腕である。

感心しきりで考えた。

ひと月2万円なんて絶対無理だが、そして30000円なんて多分無理だが40000円ならなんとかできそうである。


なぜなら、おもてなしするお客は来ないしご馳走ほどのものを作らない。

それにこの頃は食材をいいものに変えようと食材通販での買い物は増えている一方で、ケーキ屋さんやスーパーでお菓子を買わなくなってきたのだ。

こういうお菓子類って、お財布に穴が開いているみたいにお金が出て行く。


・・・あ、でも郷土銘菓やらが生協に注文が来れば必ず注文している・・・あはははは・・・・・・

ま送料がかからなくて手に入るからいいや。(いいのか?)


そういうことで、普通にやれば無駄な嗜好品を減らせば、40000円で収まるんじゃなかろうかと思ったのだ。


よし、めざせ40000円。


未来の健康で丈夫な体といきいきとした生活のための投資としての食費。

決してただの消費ではない。


無駄を出さず、無理をせず、心と体が健やかであり続けるための投資という認識で、これからやっていこう。


なにより、いま変に食費を節約するよりは、将来の病院代を節約するほうがずっと社会的にも人生としてもメリットが多いのだから。


ついでに美しくい続けられるとマダムとして合格だね!

がんばろうっと~♪