洗濯の石鹸生活を断念したぶどうさん。
その理由は、水質にあった。
硬度が高い地域では石鹸の泡立ちが悪いゆえ大量の石鹸が必要で、かつすすぎに大量の水が必要となる。
すすぎが足りないとぷーんと臭うか、乾いてしばらく置いておくと油臭くなるのだ。
また、ここでは殆ど室内干し状態であり太陽の下に干せないので乾くのに時間がかかって臭う条件がさらに増える。
洗い上がりはふんわりとして手触り最高なのに、乾くときの哀愁が。。。。。。。
おまけに合成洗剤よりすすぎをすくなくとも1回は多くせねばならず、水の量が多くいる上洗濯の時間がかかる。
やっていられない。
こんなに水を使って、電気を使ってしかも合成洗剤よりも割高な石鹸を沢山使って、一体石鹸生活って本当にエコなのかどうか甚だ疑問に思うようになったのだ。
そして、石鹸で洗濯することをやめた。
今後違う土地では軟水で、もしかしたら石鹸洗濯は容易かもしれない。
けれど引越し人生がまだまだ続くゆえ、引越しのたびに水の条件が変わりそのたびに悩むのもあほらしい。
どう考えても合成洗剤に分があると考え直すことにした。
合成洗剤は、水質に悪影響を及ぼすといわれている。
しかし、近年開発されている洗剤なら生分解性もきちんと確認されているだろうし、あんまり変な製品をメーカーの看板商品として堂々と売っているわけがなかろうと、なかば妄信する形で合成洗剤に移行することにした。
試したのは今流行のすすぎ1回の液体洗剤。
花王やライオンのアレや、生協が出している洗剤。
使って思ったのは、汚れ落ちに関して効果があるかどうかなんてさっぱりわからなかったし、メーカーの違いもわからなかった。
あえて言うなら、香りがちがうってだけで・・・・・・
もしかして洗剤って洗った気分になるためだけのものかとさえ思った。
うちは風呂の残り湯を使うため、すすぎ1回ではなんとなく気持ち悪いのですすぎの回数は2回であり、すすぎ1回の恩恵は何にもなかったし。
けれど、この洗剤の底力をみるときがやってきた。
3月の地震だ。
停電が続いたため洗濯機が使えないとき、手洗いするのにこの洗剤を使ったのだ。
気分だけ?と思いつつも、洗ってすすぎもらくなこの洗剤にどれだけ助けられたか。(といっても1回だけだったけど)
ここで声を大にしていいたいのは、こういう洗剤は災害のときに大変役に立つので、用意されてはいかがだろうかということ。
あってよかったものの一つだ。
でも。
今はそれは使っていない。
というのも、地震後この手の商品が品薄になり、一方従来の粉の合成洗剤が安く手に入ったのでそっちを買ってしまい、そのよさを実感したから。
買った商品はニュービーズ。
粉の合成洗剤は時代遅れなのか、山と詰まれたままいつまでも安い値段で売れ残ったままだった。
いつもより100円は安い値段と(多分店のサービスだったのだろう)そろそろ花粉症の季節になるので部屋干するしなあという気持ちが手伝って、試しに買ってみたのだ。
使う量を表示の8割ほどにして、風呂の残り湯を使って洗っているが、不思議なことに部屋干ししても全然臭くならない。
もしかしてもっと気温が高くなったら臭くなるのかもしれないが、今この花粉症の季節に臭くないならそれでいいのだ。
いやはや、見落としていたニュービーズ。
以前も使っていたし、この商品は夫の皮膚に悪くならないと知っていたから買ったのだがこんなにいいものとはしらなんだ。
なんという底力。
すっかりニュービーズにはまり、また同じ店に買いに行ったら。。。。値上げされてた。
はははは、そんなもんですね。
もうちょっと買っとけば良かったーーーーーーーーー。
さて、すすぎ1回の洗剤はどうしたか。
ちゃんととっています。
災害のとき用というわけではなく、風呂の残り湯がなくて水で洗う洗濯にはニュービーズは溶け残りそうで不安なので、こういうときに水で洗ってすすぎ1回で使うことにしました。
そういうわけで、今ぶどうんちでは粉と液体の両方を用意しています。
粉の場合は規定量よりも少なくても充分洗浄力があることがわかったことで、粉の洗剤を見直しました。
お風呂の残り湯を使うから溶けに心配は残らないし、すすぎも石鹸よりは少なく済みますから。
そしてすすぎ1回の液体は、水で洗うとき、時間と電気と水代を節約できますし、今回のような災害のとき私にとっては強い味方でした。
なぜなら、節電要請と、燃料の供給不安でしばらくお風呂を沸かせなかったのです。
まだこれだ!という結論は出ていませんが、当分粉の合成洗剤を少なめに使い、すすぎ1回の液体洗剤も場合によってとても重宝なので両方を使うことにしました。
これで洗剤ジプシーによる在庫の種類の多さや使い切らなきゃというストレスが減り一件落着。。となればいいな。