現在冷蔵庫と食品貯蔵庫いわゆる納戸部屋の在庫整理中のぶどうさん。


あるとは思っていたが、なんとまあ、買い置き商品の多いことか。

そして冷蔵庫の中には中途半端に残したり一時加工のまま放り込んでいたものの多いことか。


1月よりもくもくと在庫整理に励んできたが、まだまだでてくるでてくる。


とにかく一度冷蔵庫と冷凍庫を空っぽにし、在庫は必要最小限にしてから管理しようと思っているのだが、まったく空になる様子がない。


二人暮らしのくせに在庫と食品を持ちすぎている、ということか。

管理不行き届きもはなはだしい。


ぶどうさんの場合もしもということを想定して在庫を抱えているわけでなく、単に通販や生協でまとめて買ってしまうところに問題があるのだ。


特に生協は曲者だ。

なにしろ、次にいつ注文が来るかさっぱりわからないからついつい確保のために多目に頼んでしまう。

生協で廃盤になったり扱い中止になってこなくなった商品はよくあるし、あんまり人の買わなさそうなものは忘れた頃にしか注文が来なかったりする。


通販はちょっとはコントロールできる。

なにしろ、いつでも頼めるんだから。

ただし、送料やら支払い手数料を考えると、ある程度まとまってから頼みたいという心理が働いてしまう。

注文するときは注文するときで、あれもこれも欲しいとなって結局大量に頼んでしまうのだ。


そう考えると、通販は送料はかかっても、あんまり間をおかず物欲全開になる前にちょっとずつ頼むほうが結果的にはうまくやれるかもと思う。

これは今後の課題だ。

まずは、在庫と冷蔵庫を何とかせねば。


冷凍庫はかなりスカスカになってきた。

なにしろ、利用しやすいものから次々に使うという戦法をとったため、焼くだけの魚だとか温めるだけの饅頭だとかそういったものがどんどんはけていったからだ。


けれど、使いにくいもの、あんまり使うのに乗り気でないものはしっかりと残っている。

例えばドライフルーツの洋酒漬とか、ゆずの甘煮とか、ゆずこしょうとか、イースト数種類とかハーブとか。

一度では減らない、かなり地道に使うかリセットのためにはもう捨ててしまうかというようなものばかりだ。


そんなものの中に自作のかぼちゃのペースト2袋を発見。

いや、知っていたのだが知らぬフリをしていただけだけど。


かぼちゃ自体夫が好まない。

これを2度ほど(つまり2袋)ポタージュにしたものの、このときは微妙な食事時間になってしまった。


またポタージュをしたら、きっともう捨てればということになるだろう。

そういうわけでいろいろ考えた末、もう一つの減らしたい在庫であるフランスパン粉とあわせてニョッキを作ることにした。


かぼちゃのニョッキ。

そんなの作るのは10年以上ぶりである。

結婚した当時はいろんな怪しげな料理をつくっては顰蹙をかったものだが、その時にニョッキだけはまあまあ嫌がられなかった記憶がある。

・・・・そのときはじゃがいもだったけど。


善は急げ、早速ニョッキを作り始めたものの、何のレシピも参考にしなかったためどれくらい粉を使うのかさっぱりわからない。

適当に必要なだけ足して言った所・・・・とんでもない生地の量のニョッキが出来上がってしまった。


できたものは仕方ない。

ゆでるだけゆでようと、せっせと茹で上げ、ボウル一杯分のニョッキの完成。

当然、二人で一度に食べきれないほどの量である。


冷凍庫の、かぼちゃのペーストの分のスペースは開いた。

しかし。


粉で倍以上に膨れ上がったニョッキのスペースが必要になったのだ!

ああ、なんたること。


1を3くらいに水増し(粉増し)して、冷凍庫を占有させるものを作り上げるとは。


結局減ったはずのスペースに、よりボリュームの増えた完成品のニョッキを詰め込み、冷凍庫の在庫を増やしてしまったぶどうであった。


とほほ。