すっかり玄米ご飯にはまってしまったぶどうさん。
はまった理由は、おいしくてずばり腹持ちがいいから・・・ってだけ。
玄米ご飯を食べると便通が良くなるとか、体重が減るとかいうが、ぶどうさんに限ってはそんなことはない。
頑固な便秘症であり、おなかが減ればあっさり一人前以上の食事を平らげるからだ。
ははは、巷の玄米信仰者からみれば、これではな~んにもなっていないといえばそうである。
しかし。
健康のために食べます!とか、ダイエットのために食べます!というよりは、おいしいから食べます!っていうほうがなんぼか健康的ではないか?
ところで、ぶどうの玄米ご飯、なにか工夫があるかというと全然ない。
米をといで炊くだけ。塩は入れない。
一つだけ気をつけていることは、浸水時間を長くすること。
そうすれば、炊飯器で炊いても胃もたれすることがないようだ。
実は菜食をする前に玄米を食べていたときがあったのだが、そのとき炊飯器の玄米モードで炊いた玄米ご飯でひどい胃もたれをしていたことがあった。
どうも炊飯器がいけないと気がついて、圧力鍋で炊くようになってから胃もたれはなくなった。
このとき以来玄米を炊くなら圧力鍋、そういう決め事をしていた。
この禁をやぶり、今回胃の様子を見ながら炊飯器で炊くことにした。
一人分のために圧力鍋をいちいち出すのが面倒だったからだ。
浸水時間を1時間から徐々に長くしていき、最近では朝食の後片付け後に玄米をといで、7~8時間後から炊き始めるようにしている。
炊き始める前につけていた水を全部すて、改めて玄米の線に水加減をあわせて炊く。
そうすると水の傷みが気にならない。
浸水時間が長いせいなのか、はたまた胃が丈夫になったからなのか、今のところは胃もたれを感じることはない。
もうすこし長くつけて温度条件を整えて発芽玄米にする人もいるらしいが、そこまではやったことがない。
いつかやってみようという野望はあるが。
うちの場合夫のご飯は鍋で炊くので、炊飯器はいつでも使える。
けれど大抵の家では炊飯時間の長い玄米ゆえ、一人だけのために炊飯器を独占することはできないだろうから、以下の方法をお勧めする。
玄米を研いだら蓋のある容器に充分に米がつかる水加減をしておいておく。
家族のご飯を炊く前に玄米が炊き上がるように、逆算して玄米モードのスイッチを入れる。
(若しくはご飯と全然関係ない時間に炊く)
このとき一度水をきって、お釜に表示された玄米の水加減にする。
つまり、もし家族が玄米を拒否し自分ひとり分だけなら、炊飯器が空いている時間に炊けばいいという話。
研ぐのは夜でも朝でもいいし、水につけている玄米の保管に気をつければ、炊くのはいつだっていいのだ。
炊飯器だと水加減は米との総量体積表示なので、吸水分を厳密に計算する必要はないし。
今私は自分のためだけに玄米ご飯を用意して食べている。
食事の時間に白米と玄米両方同時に炊き上がるようにすると、洗い物が増えるし気分的に滅入ってしまう。
だから、なるべく自分ひとりの食事のときや、食事の前に玄米ご飯を炊き上げ小分けして置くようにしている。
そうすると気分的に楽だし、両方用意するのは面倒だからと夫に玄米を強要する必要はないし、自分も食べたいものを食べられる。
玄米ご飯は、おいしい。
香ばしいかおり、はじける食感、食べた気になる満腹感。
たまには炊き立ての白いご飯を食べて「おいしい」ということもあるが、同じ米なのに違う食べ物という気がする。
玄米は玄米、白米は白米。
それぞれのおいしさを楽しめればいいし、それぞれに楽しんでいいのだと思う。
ぶどうは満腹感が大事だから朝は玄米、そう決めた。
でも白いご飯にあうものは、やっぱり白いご飯でいただこう。
うなぎご飯と辛子明太子は白いご飯でなくっちゃね。
玄米は、そうだなあ、昔からある梅干、たくあん、ごま塩に塩昆布、そして味噌汁にぴったり。
なんたって、マダムぶどうは自由人。
玄米も白米もどっちも楽しんでしまおうっと。
日本人の主食は、やっぱりお米だね~!