22センチのウルトラのフライパンの小ささに敗北感一杯のぶどうさん。
ああ、日本仕様の24センチのフライパンも視野にいれればよかった。
そっちのほうがずっとずっと使い道が多かったよなあ。・・・・・・遠い目ーー・・・・・
ところが、ここに救世主が現れることになる。
それが鍋友のぱおさんであった。
ぱおさん曰く「大きいフライパンと小さいフライパンの組み合わせのほうが理想的ですよ」
(ぱおさん、ありがとうです~)
そういわれてみれば、そうである。
気を取り直し、改めて22センチのフライパンを使うことにした。
28.5センチのボストンに比べ、22センチのウルトラはたった6センチチョイしか違わないのにかなり小さく感じる。
鍋の重さは小さい割には重いが、ボストンに比べたらはるかに軽く、中身を入れて持ち上げても苦にならない。
ガス台の上での収まりがよく、深さがないため作業台からの食材の投入が楽だ。
またボストンと違いウルトラは取っ手が取れる。
十得鍋でも述べたが、取っ手が取れるというただそれだけでシンクを占める場所が少なくすみ、洗うとき食器感覚で楽に洗えるし、水切り籠でも邪魔にならない。
取っ手が取れるといっても十得鍋のようにすべてが取れるわけではない。
本体から細い棒状の差込部分が突き出ている。
ちょっと不恰好であるけれど、取っ手がある場合ほどの邪魔さがない、くらいだ。
着脱はスムーズで遊びはなく、がっちり固定される。
なべ底が大きめの鍋くらい(22センチ)広いので、湯が沸くのがとても早いし、多層鍋なので保温調理ができる。
この夏はとうもろこしや枝豆をこれで毎日のように調理した。
小さいようだが、とうもろこしなら小ぶりなものが3本、枝豆なら一袋、一度に調理できる。
ちょっとした野菜を2種類くらいなら同時に調理できる大きさはある。
またじゃがいもやかぼちゃを重ねることなく少量の水で蒸かすことができる。
野菜が重ならないので煮物も煮崩れることなくできあがる。
お昼の一人分のパスタにも、威力を発揮する。
まず湯の沸きが早く、パスタ(半分に折る必要はあるけれど)を投入し、少し沸騰させた後火を消し保温調理することができる。
うどん、蕎麦も一人分をきっちり作ることができる。
まだ試してはいないのだが、切り身の魚を焼くことにも使いたいと考えている。
オーブンシートをひいて加熱するだけなら、魚焼き器よりも片づけが簡単だから。
なんと使い勝手がいいのだろう。
手に取った瞬間後悔したが、使ってみればみるほど新しい発見とやる気が湧き上がる。
殆ど使わない日はないほどに活用することになってしまった。
ウルトラの場合別売り付属品は各種あるが、このフライパンの場合それ自身が同じ直径の深鍋のドーム状の蓋のように使えることになっている。
(このフライパンの別売り付属品は一種類のみ)
深鍋には蓋もあるのに何で?と思うが、無水鍋風に使えるようになっているのだろう。
多分そうやって使うことはないだろうけど、アメリカ人の規格好きってこういうところまで徹底しているのかと唸ってしまった。
失敗したかな?と思いきや、とても使い勝手のいい鍋兼フライパンを手にして上機嫌のぶどうさん。
ちょっと得意げである。
もうこの辺にしたら?と誰かがささやく声はするが、まだまだ鍋への野心は尽きぬのであった。
ボストンがダメになったら、次は大きいウルトラのフライパン買おうっと♪
それなら今度は、ちゃんと目で見て手にとって実際に確かめて買おうね・・・(更なる誰かの声)
まったく、懲りない女である。