どこそこに旅行に行って、自分や他人のために何がしかを買う行為。
お土産。
そう、おみやげ。
私はお土産やさんは大好きだが、お土産を買うことはあまりない。
なぜならケチだから。
いやいや、そういっては身もふたも無い。
言い訳がましいが、ネットの普及で欲しいものは家にいても手に入るので、旅先で重い荷物を持って帰ることは無いと思うし、あちこちで物産展が開催されてる時代でもあるので、地方のもののものめずらしさというものが無くなったから。
けれど、その土地に行って見なければわからない、手に入らないというものは存在する。
それこそお土産にふさわしい。
ただし。
キーホルダーとかお守り、小さな飾り物だとかは、いつか(すぐ?)は色褪せて小さなお荷物になってしまうので、そういうものは買わない。
主に狙うのは消え物の食べ物。
その土地でしか手に入らないお菓子や調味料やお酒や乾物類などは、お土産品の王道品。
私の場合甘いものに目が無いので、お菓子売り場のチェックは欠かさない。
そしてもうひとつ。
必ずチェックするのが調味料類で、特にお味噌。
お味噌は地域によって麹の種類や割合が違い、色や風味も違う。
人によって好みはさまざまだし地域によって味の傾向が違うので、売られている味噌はその土地の味をあらわしていると思われる。
それが私に合うとは限らないので、その土地を訪れた記念にと盲目的に購入するわけではない。
私はお味噌の味は甘めのものが好きなので、麹の割合の高そうなもので、熟成の進みすぎてない白めのものを選ぶことにしている。
旅から帰ってしばらくして、ゆるゆるとそのお味噌の味を毎朝の味噌汁として楽しむのである。
お味噌は高いものは1キロ千円以上するものがあるが、大体600円前後のものが主流である。
600円のお菓子を買っても1度でなくなる可能性が高いが、お味噌はかなり使いでがある。
ゆっくりたっぷり楽しめる旅のお土産にぴったりだ。
ひとつだけ、問題が。
車での旅行では問題ではないことで、電車の旅では最大のネックとなることがあるのだ。
それは・・・・お味噌は重い。そして冷蔵品が多い。沢山は買って帰れない。
しかし、なんとまあケチンボの私にぴったりのお土産ではないか。
ピンと来た人。どうぞお試しあれ。