人生に疲れたとき、私は脳が沈んでしまう。


「脳が沈む」なんて変な表現だが、脳が脱力を起こし思考が停滞してくると言ったらいいだろうか。


こういう事態が起こるのは、大抵葛藤が大きいときか、目の前の問題の回答が見つからずどうでもよくなったときだ。


こんなときは其れに任せるに限る。


落ちるところまで落ちて眠ってしまえば、朝にはなぜかすっきりしていて徐々に力がみなぎってくる。


人間そういう時もあるもんだ。


お疲れさまの沈んだ夜には。


なにもかもを忘れようとしなくてもいい、ただ流れに任せて眠りにつこう。


明日の光がすべて溶かしてくれるから。