ここ北国には、ベランダはない。
正確に言うと、ベランダはあるが窓がはまっている。
ほかに避難用のベランダがあるが、これを正式にベランダというのかどうかはわからない。
だからベランダに干すといえど洗濯物は部屋干に近い。
そして洗濯物を干すと、布団は絶対に干せない。
ではどうするか。
避難用のベランダに洗濯物や布団を干すか、それらを宙吊りにするか・・である。
宙吊りで階下に落ちたら嫌なので、我が家は布団は家の中で干すことにしている。
布団乾燥機を持ってはいるのだが、結局湿度が部屋に充満して戻るだけなのでこのごろは使わない。
もっぱら家の中に干して、風と除湿機とストーブの力を借りて乾燥させることにしている。
たまに掃除機をかければダニ対策にもなるし。
しかし昨日、これらを怠ってしまった。
干すには干していたのだが、灯油の急激な値上がりに驚いてストーブの灯油をケチって放置していたのだ。
まあ大丈夫でしょ、なんて思ったのが大間違い。
布団に入るやいなや、夫が
「冷たい!」
と叫ぶ出ないか。
そんなことはないだろうと布団に入ると、なるほど冷たい。
気温はそれほど低くなかったはずなのにどうして冷たいんだろうと首をひねる夫に、真実を打ち明けるのも面倒に感じそのまま放置。
いや~、手抜きがばれちゃうじゃない。
しかし、布団の湿気を追い出すことがこんなに体感温度に影響するとは思わなかった。
寒い冬、暖かく眠りにつくには布団の湿度にも気を配らねばと改めて反省したぶどうであった。
マダムは家事のプロフェッショナル。布団の湿度に気をつけて温かい寝床を用意すべし。