出先で、携帯に連絡が入った。
「町の近くにいるんなら、じゃが芋1袋買って来て」
電話の主よりは買い物する場所近くにいるとはいえ、出先なので生活圏ではない。
よってどこでじゃが芋を買ったらいいかさっぱりわからない。
間抜けにも、どこで買ったらいいかを聞いたら
「じゃ、デーパートで」
デパートでじゃが芋かあ。考えたこともなかった。
近くに市場らしきところがあるのは知っているが、じゃが芋がどの店にあるのかわからない。
時間が迫っていたので云われた通りデパートに足をのばした。
そのデパートで生鮮品を買うこと自体初めてで、じゃが芋を探すのに時間がかかったが何とかあった。
じゃが芋は2種類だけ。
238円のメークィンと198円の男爵。
メークィンが若干余計に入っているものの、たくさんは要らないはずだから安い少な目の男爵に決定。
スーパーだと100円~150円くらいなのにな~と思いつつ、トマトや葉もの野菜と違ってじゃが芋って恐ろしいほどの値段の差がないことを知った。
198円でやや大きめの3個入ったじゃが芋を、依頼主はどう感じたのであろうか。
気心がしれるほどではない他人の思惑と一致させるということは、なかなか難しい。
大人のおつかいって、どこに着目して相手の納得をうるかという加減が難しい。
できれば細かく指示されたほうがありがたいかも、とおもってしまうのは私だけだろうか。
マダムは、頼み上手。おつかいを頼むときはこちらの思うところをきちんと伝えるべし