プリカといえば、昔はテレホンカード、オレンジカード、公共交通機関のカードであった。
最近はガソリンスタンドの給油や洗車はプリカでお得というところがある。
しかし、電子マネーの普及でプリカはいまどき流行らない。
旧式の頭の私としては、料金前払いのカードで仕組みが簡単、残高がわかるプリカって便利だと思う。
一方で使い捨てなのと、別の仕組み、たとえば携帯で支払えたり、チャージできるちょいと複雑なものが出てきて廃れたのはある意味しょうがない。
一番困るのが、使えるには使えるけれど使うところがないテレホンカードや、中途にあまった交通機関のプリカだ。
(厳密には、電話代の支払いにテレホンカードは使えます)
以前住んでいた町のバスカードを解約するとき、手数料を引いても少しはかえってくるだろうとバスセンターへ持っていったことがある。
5000円で850円お得というバスカードだったのだが、残高が870円くらいだった。
けれど、バスセンターの人曰く、手数料とお得分引いたら返金学はゼロです、とのこと。
確かにお得分ひいてちょいとしか残っていないけど、カードとしては870円使えるのだ。
これだけお得だよ~~といって売っておきながら、こんなに残っているのに返金ゼロなのかと、釈然としなかったのを覚えている。
まじめにバスを使って損をしたとさえ思ったほどだ。
転勤族としては、こういう半端な残り方のバスカードがどうしてもできてしまう。
残ったら誰かに譲るくらいしかできないのかな、と思うとなんだかだまされたような気分になってしまう。
そういえばガソリンスタンドがつぶれたときもプリカで損をした人はたくさんいた。
プリカって、何でもかんでも信用して買ってはいけないなと思ったものだ。
今財布を見ると、やはりこの地のバスカードが眠っている。
さっさと使うか、誰かに譲るかしてちゃんと使い切ってプリカを成仏させて出て行こう!と固く決意するマダムぶどうであった。
マダムは買い物上手。プリカはちゃんと使い切ってしまおう!