土地によって気候が違うのは当たり前。
なのだけど、狭い日本でどうしてこうも違うんだろうと思うこの頃。
今私の住んでいる所は環境が厳しいところだ。
漁業、農業が盛んで自然の恵みが多い一方で、どうしてここまで条件が悪いのだろうと思う。
冬は零下になり雪が多いのは覚悟していた。
しかし、春は大風に砂あらし、霧と低温、夏はしのぎやすい一方で気温差が激しい。
秋は短くすぐに冬に突入。
暮らしてしみじみ土地の清しさ、豊かさに感服する一方で、気候の厳しさに参ってしまった。
人はどうしてこの地を選んで暮らし始めたのか。
そう思わずにはいられない。
けれど、この土地で暮らす人々は上手に乗り切っていく知恵と気骨があるのだろう。
なんでもないような顔ですれ違う老人をみると、頭が下がる。
土地が人を育てるのか、人が土地に心を合わせるのか。
長い時間をこの土地で暮らすことはないだろうが、ここに来たのは縁であり呼ばれてきたのだろう。
学ぶところを見逃さず、大いに心を開いて学びたいものだ。
暮らしそして人生は、土地とともにあり、相互の働きで築き上げられるものなのだろう。
マダムは人生の達人。生きるとは土地と共にあることを念頭にいれるべし